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近藤ようこ / 月刊コミックビーム (3件のレビュー)
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総合評価:
BACH/バッハ
1
口承文芸を絵で表現すること
とても不思議な物語であり、語りでこの物語を伝え、楽しんでいたかと思うと、現代の想像力の貧困さを嘆きたくもなる。 毘沙門天の生まれ変わりと言われた小栗は、取っ替え引っ替え女と寝ていた。 そんなある日、…小栗は蛇女と寝てしまい、勘当され流人となる。 一方守護代の娘として選べる立場にありながら、流人となった小栗を選んだ照手。 そこから二人は数奇な運命をたどり、長い別々の人生を歩むこととなる。 近藤の描く絵の不思議さは、日本美術の表面性にマンガ的な表現と奥行きを加えていることなのではないか。 日本の絵巻物などが持つ独特のパースを見事に取り込み、不可思議な世界観を強調している。 時代も設定も全く違い、SFのような気配すら漂う物語にも関わらず、 キャラクターたちに宿る心の動きは間違いなく、現代の人間と同じであるのだ。 続きを読む
投稿日:2015.03.07
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mangakoji
古典の教養をお手軽にと思い、このマンガをよんでました。 が、誰にも感情移入できねー 特に小栗判官が全くヒーローらしく振る舞うシーンが無いのが素晴らしい。 生まれと育ちと神仏の小知恵と体力とだけで暴力を…振るってるようにしか見えない有様。 すべてが私利私憤のみ。 西洋やインド由来の物語は、約束が最も大事なものとして扱われるけど、 すべてが情動のみで人治的に決まってゆくのが、見てて苦痛。 実に実にくだらない小者。 むしろこういう子供には説教をするのがオトナの仕事ではないかと思う位。 今の日本人には、合わない。 と思いましたが、よく考えると、これこそが日本らしさで、この小栗判官の理不尽さこそが、日本人の求めるヒーロー像なのかなぁ?と、 逆に勉強になりました。 少なくとも、ネット右翼の望む世の中なのかなぁと こうして日本は中世に戻るのね。続きを読む
投稿日:2018.04.09
Merci.
彼らの一生を描いているようで、当時の海、町、山でくらす人々の生活が描かれている。なんの説明もなしに山伏が出てきた場面には感動してしまった。
投稿日:2015.02.03
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