【感想】いぬやしき（２）

躊躇されない悪行と弱々しく行われる善行

2巻では、自らの力を自覚し始めた犬屋敷壱郎と犬屋敷と
同様の力を得てすでにコントロールしている獅子神皓（ししがみひろ）が、
それぞれの能力の使い道を見つけ、行使し、目の前の現実を少しつづ変えていく。
…
簡単に言ってしまえば、犬屋敷の善と獅子神の悪という力の使い方になるのだけれど、
圧倒的なまでに無慈悲で無感動な獅子神の殺人に対して、
あまりに弱々しく相変わらず小刻みに震え続ける犬屋敷の対比は、
普段躊躇される悪行と普段積極的に堂々とされる善行との関係を逆説的に見せていておもしろい。

ふたりの能力はいったいなにができて、どんな秘密があるのか、
詳細が明かされないままに徐々に能力が開花し、披露されていく。

謎を考える間もなく、すごいスピードとアクションで展開していく、新しい老人ヒーローもの。続きを読む

独特の世界

外見的に魅力の薄い老人の様な男を主人公に据える意外性、主人公とは同じ条件の能力を持ちながら真逆の立場のもう一人の人物の登場、箱庭の様な世界で繰り広げられる息詰まる様な暴力と不条理と正義に終始圧倒される…。表現に好き嫌いが出そうな作品だが1〜2巻と一気に読めた。続きを読む

是非読んでほしい

独特な世界観が楽しめ、次がどんな展開になるか
わくわくしながら読める作品ですね
早く新刊が出ないかなと待ち遠しいです

善悪

善悪の戦いというと分かりやすいですが、それとはちょっと違います。この物語は「善悪の区別がついている大人」と「善悪が理解できない子供」の戦いなのかな、と感じました。

１巻買っちゃったんだネ…

ちょっとはやまったんじゃない !!
まだ完結してないよ～ !! まだ、5巻までしか出てないよ～ !!
ってか、しょうがないか～… おもしろい作品は、すぐ読みたいもんネ…
2巻はね～、特殊な身体と能力を…手に入れた二人が、神になるか悪魔になるか…っていう話になるかな～…

あっそうそう、今このレビューを読んでるあなた…
何の恨みはないんだけど、バーン !!!!!

あ、アレー ??
まだレビューを読んでるってことは、はずしちゃったか～…
いずれ出てくるから何の事かわかると思うけど、3巻以降もよろしくね～ !!続きを読む