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黒川博行 / 幻冬舎文庫 (31件のレビュー)
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総合評価:
puri
中毒性あり。
疫病神シリーズの下巻 直木賞作家のスリリングな展開と、ヤクザ社会の理不尽さや人間の弱さ可愛さが楽しめる一冊!!
投稿日:2015.06.12
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azuki1062
このレビューはネタバレを含みます
金に目が眩んだ荒くれたちによる裏金争奪戦の舞台は、沖縄へ。 警察組織と暴力団の利権の草刈場と化していた奈良東西急便。その社屋放火事件の容疑者に仕立て上げられた二宮啓之に、捜査の手が伸びる。起死回生を狙う桑原保彦は、裏金を管理する男を追って二宮とともに沖縄へ飛ぶが、二人を追い込む罠はそこでも四方八方に張り巡らされていた…。 一見、出たとこ勝負のワイルドなハードボイルドのようでありながら、その実、幾重もの伏線が織り込まれたプロットの緻密さには唸るばかり。 シリーズ3作目にして、疫病神コンビの会話にはますます"磨き"がかかり、ストーリーを加速させる。 そして、ご都合主義で片づけないのも黒川作品の特徴。巨悪を成敗するところまではいかず、解決金で手打ちにするというところが、作品のリアリティを支えています。
投稿日:2024.02.19
yhyby940
平成19年初版。大阪出身の私にとって、テンポの良い大阪弁でのやりとり(ガラのよいものではないですが)・頭に浮かぶ街の風景が懐かしくて読んでしまいます。イケイケヤクザの桑原と風采の上がらない二宮のコンビ…振りが良い。桑原を厄病神と思いながらも心の底からは憎んでいないような二宮。桑原も、ボロクソに言いながらも二宮を気にしている。面白かったです。続きを読む
投稿日:2023.12.11
LULU
疫病神シリーズ第3弾 ヤクザの桑原から接待麻雀の代打ちを頼まれた二宮だったが、そこから大手運送会社と警察の癒着に纏わる大きな騒動に巻き込まれていく… 二宮も本当に懲りない男だ。 桑原と付き合ったばっかりに、これまで何度も痛い目に遭ってきたというのに。 二宮が賭け事に目がないのを桑原はよくわかっていて自分のシノギに巧みに二宮を巻き込むのだ。 今回はシノギの額が大きく、さすがの桑原も、ヤンチャが過ぎてかなり痛い目に遭う。 でもこの先も懲りずに二人の付き合いは続くのだろう。 オシャレでいつもビシッと決めている桑原と、行間から悪臭が漂ってきそうなヨレヨレの二宮。 おかしな組み合わせだが、この対照的な二人だから面白い。 次はどんな騒動に巻き込まれるのか楽しみだ。
投稿日:2023.06.10
bubu-o
セリフ回しとテンポが良くて一気に読んでしまいました。登場人物がどの人を魅力的で良い、大好きなシリーズです。
投稿日:2021.03.26
korisu3964
あぁ、面白かった。黒川博行さんの「疫病神シリーズ」の3作目。 建設コンサルタントの二宮は疫病神・やくざの桑原に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めます。ほんのアルバイトのつもりでしたが、実は警察相手の接待麻…雀。億単位の金の匂いを嗅ぎつけた桑原に、二宮は再び翻弄されます。 今回も桑原の暴走ぶり、二宮のダメ男ぶりが存分に描かれます。また2人の大阪弁のやり取りの魅力も健在です。 「二宮くん、わしは喉が渇いているんや」 「コーラでも飲みますか。奢りますわ」 「おまえ、わしをおちょくってんのやないやろな」 まさに声に出して読みたい日本語です。 舞台は大阪を中心に、奈良、京都、沖縄で、昔のヤクザ映画を見ているようなシーンが展開されます。娯楽性の高いハードボイルドですが、前の2作同様、登場人物、団体数がやたら多く、それらが複雑に絡み合っています。一気に読まれることをお勧めします。続きを読む
投稿日:2020.12.16
takashi515
登場人物が多くてわけわからなくなるのが疫病神シリーズの常だけど、面白い。先が読めないところがストーリーのうまさか。
投稿日:2020.12.15
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