【感想】アヒルキラー 新米刑事赤羽健吾の絶体絶命

木下半太 / 幻冬舎文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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  • 一味違うシリアルキラーもの。これはこれでアリです!

    現代のアヒルキラーと昭和の家鴨魔神の事件が平行して語られ、過去と現在が交錯していくストーリー展開はスピード感があって非常に面白かったです。

    新米刑事の赤羽健吾君、彼は頭で考えて捜査するよりも瞬発力で動いて、敵には容赦なく必殺技の頭突きをキメていきます。痛快の一言!
    そのケンカ法は、彼がジジイと呼ぶ祖父であり刑事の大先輩である光晴から教わったものです。
    健吾と光晴のエピソードは、思わずニヤけてしまいます。

    でも何といってもこの作品の醍醐味は、家鴨魔神とアヒルキラーとの因縁です。
    それぞれの事件が繋がっていく過程は意外性があって一気読み必至です。

    私は種明かしの箇所に来るまで、両事件の犯人が全くわかりませんでした。くそー、やられたと思いました。
    だってどうしたってミスリードされてしまいますもん。それぐらい上手く書けてます。

    シリアルキラーが出てくるのに、ジメジメ・陰湿・残酷感が薄い、ちょっと変わった面白い作品です。
    軽いエンタメ作品をご所望の方は是非ご賞味ください!
    続きを読む

    投稿日:2016.04.19

  • 殺人鬼の系譜

    警察官と殺人鬼の3代にわたるつながりが面白かったです。

    残酷な殺人鬼だけでなく知能犯との組み合わせとの
    数奇な因縁も面白かったです。
     
    ストーリーに引き込まれて一気読みしてしましました。

    投稿日:2014.12.28

ブクログレビュー

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  • bubu-o

    bubu-o

    話の語り方と登場人物の魅力づけが本当にうまいです。イキイキとした登場人物達に一気に惹き込まれてしまいました。
    ドンデン返しもあり、大満足な一冊でした。

    投稿日:2022.02.26

  • herbtea

    herbtea

    今回はエレベーターやステーキハウスのような狭い範囲ではなく、普通?の警察と連続殺人鬼との駆け引きのお話。主人公の新米刑事の祖父は伝説の刑事で57年前に同じような連続殺人に関わっていて因縁を暴くように二つの時代の話が交互に進みます。舞台が広がってもスピード感やリズム感は相変わらずでとても良かったです。なにより主人公の祖父との回想がとても好ましかった。彼の頭の回転や行動力が予想以上でラストの展開には舌を巻きました。チームのメンバーや行動分析課の女上司等脇キャラもとても印象的で、シリーズの続きも是非読みたいです続きを読む

    投稿日:2019.06.14

  • 2006takahiro

    2006takahiro

    レースクイーン、モデル、女優。美女ばかりを狙った連続殺人事件が発生。その顔はズタズタに切られ、死体の横には必ずアヒルのおもちゃが。世にも残酷な事件を、新米刑事赤羽健吾と、行動分析課の上司・八重樫育子が追う。二人はやがて57年前の未解決事件に行きつく。現在のアヒルキラーと過去の家鴨魔人の因縁を暴く、壮大なサイコミステリー。続きを読む

    投稿日:2018.06.05

  • area054

    area054

    安定の読みやすさ!
    テンポよく話が進んでいき、
    起承転結もはっきりしてるので
    まー、読みやすい!!
    ストーリーも複雑に絡み合っていながらも
    わかりやすくまとまってる。
    面白い!

    投稿日:2018.01.08

  • 亮

    サイコミステリーなんてジャンルになるのかね。
    木下氏はやはり長編の方が良い。
    他シリーズ程の笑い要素はないものの、キャラの立たせ方は良い具合。
    なんか、2010年以降位から、物語の展開の仕方が一辺倒になってきた感が否めないな。ハマってんのかな。
    ま、変わらずテンポは良い。
    続きを読む

    投稿日:2016.09.05

  • あーちゃ

    あーちゃ

    主人公のおじいちゃんと親友とそしてその関係者たち。なかなかトリックの破り方も面白く、ところどころにちりばめられたヒントもあり、2度読みしてしまった。
    おすすめの推理小説

    投稿日:2015.09.28

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