【感想】GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代

アダム・グラント, 楠木建 / 三笠書房
(299件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
101
112
56
9
2
  • GIVE(人より与える人)、TAKE(人より奪う人)、MATCH(人に与えられたものと同程度与える人)

    GIVE(人より与える人)、TAKE(人より奪う人)、MATCH(人に与えられたものと同程度与える人)

    人間は、この3種類のタイプが存在するそうです。
    では、このうちどのタイプがもっとも成功するのか

    そして、なぜそのタイプが成功するのか?という疑問を科学的に解決した本です。


    自己啓発本のような曖昧な物ではなく、なぜ、その行動で成功するのかということについて
    言及した類い希なる本です。
    続きを読む

    投稿日:2014.03.25

  • 『損して得とれ!』というような簡単な話ではないのだよね。

    読み始める前、私は結局この本は、他人に奉仕することで『損して得とれ!』を言いたいのだと決めつけていた。それがどっこいそんな単純なことではなかった。単純なのは私の頭だったというわけである。これは、今のようなネットで広く浅く他人と結ばれやすい環境が整ってきたからこそ、益々GIVERが結果として成功しやすくなっている、ということを説明しているなのだ。それはどうしてかを知りたい方は一度お読みになることである。なるほど!と合点するでしょう。本をネットで購入することに全く抵抗感がなくなっている方にとっては、ネットで人脈構築の動機付けるうってつけの本と言える。加えて、この本が良い点は、色々な研究結果を根拠に説明している点である。勝手な思い込みによる主観的な主張でない点は気に入った。続きを読む

    投稿日:2014.09.21

  • これからはギブアンドテイクでは、不十分なんですね!

    ギブアンドテイク、という言葉からなにを連想するでしょうか?
    私も含め大半の人は「助け合い」とか「おたがいさま」と、
    プラス色を強く感じると思います。
    でもその考えを打ち砕かれました!これからはギバーの時代なんです。
    マッチャーのように駆引きしたり、
    ましてやテイカーでは、新しい時代には適応できない。
    そのギバーとしての心得、燃え尽きない工夫も
    解りやすく記述されていて、
    私の今年の良書のトップファイブになりました。

    電子書籍なのでボロボロにはならないものの、
    何度も読み返しながら、実践することを決意しました(`・ω・´)ゞ
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    投稿日:2014.12.13

ブクログレビュー

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  • Hiro

    Hiro

    世の中どうして、こんなにスイスイうまく生きている人と、良い人なのに、こんなめに合っているのだろう、、、ということを改めて考えさせられたきっかけ!自分の同じ考えの人が全てではありません!
    この本を読んでテイカーとは距離を置くようににりました!バッサリです!実行すれば、より心穏やかに過ごせます!人間関係に悩んだりする方にオススメ!続きを読む

    投稿日:2024.04.13

  • ビリーズブルー

    ビリーズブルー

    『ギブ&テイク』を読んで…

    この本では、与えることが成功をもたらすというテーマが探求されています。

    私が思ってたのは、お互いに助け合い、協力することが成功への鍵であるかと…

    また本のタイトル『ギブ&テイク』から想像すると、お互いがバランスを取りながら関係を築くことだと思ってました。

    一方に偏りすぎると、関係が不安定になることもあるのでは❓と疑問も…あります。

    今までの思い込みもあって興味深く読みました。

    ギバーこそが成功すると言う

    〈ギバー〉を志すには、結果が出るまでの
    現象として起きるまでに時間がかかると…
    時間的に鷹揚な人でないと…ギバーの効果は、発揮されないそうだ。

    ギバーは、自己犠牲と他者志向に分かれる。
    他者思考の持ち主は、自分自身に焦点を当てるだけでなく、他人のニーズや希望にも注意を払います。

    一方 自己犠牲は他人のために行動することであり、自分自身を犠牲にして他人のために尽力する。

    自己利益と他社利益は、利害関係の中での考え方、自己利益が自分自身の利益や欲求にフォーカスした考え方である一方、他社利益は他人や組織の利益を重視する考え方であると…

    この自己利益とは、

    ・自分にとって意義のある事をする
    ・自分が楽しめる事をする
    この2つが満たされば、他人だけでなく自分にも利益をもたらす事が、出来ると…書かれています


    また他者志向の指針に
    「いつどこでどのように誰に与えるか」を決める事が大切

    やはり自分が楽しい事が基本なのだと…

    より多く与える人はより多く稼ぐ

    自分の為より他の人にお金を使ったほうが幸福度はかなり上がると…

    〈テイカー〉について
    テイカーの頭の中は、自分の評価でいっぱいである
    誰と話せば有利なのか…を常に考える

    「自分に全く利益をもたらさない人間をどう扱うかで、その人間がはっきりわかる」とも…衝撃的でした。

    〈マッチャー〉について
    マッチャーは、受け取る事を期待して与える場合、助けてくれそうな人にだけ与える。
    マッチャーは、親切が報われないなら意味がないと書かれている。

    そこで…
    私に出来る事は、
    自分自身がやった事を評価する前に、相手がやってくれた事を日記にする
    事。
    相手から、やってもらった事は、忘れている事が多い。
    やったあげた事だけを覚えてる。

    〈自分の見つけ方〉

    「原石は、見つけるのでなく磨く」

    才能を、見つける事はすごく難儀に思うが見つける為には、「やる気」が人の才能を伸ばすきっかけになると…書かれている。
    やる気こそ、才能開花なのだと…
    著書も「やる気をあまく見てはいけない」と…粘り強さは、その人がどこまで可能性を発揮出来るかを予測すると…心に刺さる。


    私の仕事は、営業なので、P218のトップ営業マンの、すごい逆転発送
    である。
    トップ営業マンは、セールスするうえで、相手側の視点を理解する事

    それには、踏み込んだ質問をすると言う事
    テイカーなら、自分の答えを押し付けてくる。
    ギバーは、好ましい製品を、関心をもつ。
    相手の事を聞き出す事で力になろうとする。
    話し方でも、ギバーかテイカーかわかるとの事で、テイカーは強気な話し方
    ギバーはゆるい話し方 控えめな話し方 で、聞き手の心を掴んでいる。
    同じ発言をしたとしても、命令調で話すとテイカーだし、ゆるく話すとギバーになる。

    友人や会議の会話の中で、
    弱点を隠さず 弱さをさらけ出す そして会話を進めていく…

    この定義は、周囲の人々に有能だと認められている場合に限ると…

    そして〈ギバー〉は、
    相手に、
    アドバイスを求めたがる。学びたいと常に考えているので、意見を聞く。


    〈テイカー〉は、聞くと無能と思われるので、決してアドバイスを求めない。

    〈マッチャー〉は、返さないといけないと思っているから…アドバイスは、受けず…

    〈ギバーの問題〉
    ギバーがテイカーよりも優れていにもかかわらず、ギバーが、抱える問題としては、困っている人をうまく助けられない時に燃え尽きるのである。

    ボランティアが良い例だと…自分のキャパ以上にやってしまうと燃え尽きると…思う。
    〈ギバー〉は、
    ギブばかりではなくて、これが出来るのは自分しかいない思い込みは手放し、同じ事を他の人にも恩返しをしてほしいと伝える
    ギバーも、
    たった1つのギブアンドテイクのやり方で対応する方が危険と…
    「いつどこでどのように誰に与えるか」を決めている…

    人の利益になるように行動する

    起きてる時間の大半を仕事に費やしている私達が、ほんの少しでもギバーになってみたら、成功や豊かな人生より鮮やかな時間が手に入はいる…とアダムグラントは言っている。
    やってみるだけの価値はある…

    よし〜少ない人生やってみたい!

    うまくいかなくても人生、うまくいっても人生…それは自分の人生だから…
    続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • sinsinsin

    sinsinsin

    最初が重要だと思います。
    ギバー、テイカー、マッチャーの説明から入ります。
    中盤からギバーは損するのではないか?
    をそうではないよとデータと共に説明していきます。ただ、最初の勢いが強くて、中弛みになっている感じがします。
    私の読解力が足りないかもしれませんが。


    全米トップ・ビジネススクール「ウォートン校」の史上最年少終身教授でもあり、
    気鋭の組織心理学者が教えるビジネスの成功の秘訣。

    「ギバー(人に惜しみなく与える人)」
    「テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)」
    「マッチャー(損得のバランスを考える人)」

    もっとも成功するのは誰だろう。

    他人に優しくしていたら、厳しい競争を勝ち抜けない――?それは大きな誤解だ。
    これからは、他者志向の思いやりの発想とコミュニケーションが、あなたの仕事に大きな成功をもたらす。
    リーダーシップ、営業、交渉、事業の立ち上げ、昇進まで……ありとあらゆるシーンで
    この考え方が役に立つだろう。

    一橋大学大学院教授・楠木建(『ストーリーとしての競争戦略』『経営センスの論理』)の
    監訳と解説で、日本初デビュー!
    「世の“凡百のビジネス書"とは一線を画す一冊だ!」
    続きを読む

    投稿日:2024.02.25

  • mercy

    mercy

    知識・教育書評
    読書レベル 中級
    ボリューム 382頁
    読みやすさ ★★★
    知識・教養 ★★★★★★!
    理解度   ★★★★
    実現度   ★★★★★
    影響度   ★★★★★★!
    一言感想:
    ビジネスや社会で成功したい人、人間関係に悩んでいる人に超オススメの1冊です!

    人生の中で出会えて良かった1冊です。書籍は、基本的に図書館で借りて読みますが、こちらは(中古ですが)購入して手元に置き、何度も繰り返し読んでいます。それだけ私の人生に影響を与えて、好転させてくれた書籍です。

    友人もビジネス関係者も、本書のおかげで、よい関係で長く付き合える人が増えましたし、付き合いたくない人達とは距離を置くことができています。

    私にとっては人間関係に悩んだ時の道標の1冊になっていますので、このような本を増やしていきたいです。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.02

  • TNK

    TNK

    アダムグラント氏の本には間違いは無いのかなと思います。
    ちょっとしつこいですが、それくらいしつこいくらいの方が頭に残りますね。

    ギバーで生きようということ。
    見返りを求めず、遠回りに見える事ほど後々良き事になる。
    与える事をしっかり考えよう。
    何でもかんでもではなく、何を、どう、誰に、与えるか。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.23

  • chuck

    chuck

    Audibleに来ていたので聴いてみた。

    タイトルの通り、Give&Takeをテーマにした本。
    Giveする人であるGiverとTakeするTakerについて書いている。さらに、その中間?のMatcherについても言及あり。

    Takerはその積極性のため、そこそこの成績を収める。
    Giverは両極端。Giveすることばかりで、表面上の成績・業績が良くないこともある。しかし、突き抜けたGiverはTakerを上回る。

    Giverのテクニック。弱みを晒す。しかしこれは、自分が有能であると思われていないと効果がない。
    ゆるいコミュニケーションも大事。アドバイスを求める、など。ただし、本心からアドバイスを求めている場合に限る。

    成功するGiverは他者志向。相手の成功を考える。感情で動かない。うまく負担をコントロールする。
    失敗するGiverは自己犠牲型。感情で動く。負担を持ちすぎて潰れてしまう。

    相手がTakerか見極めることは大事。Takerであるなら、うまく付き合う。入れ込みすぎず、しっぺ返し的な応対も必要。

    などなど、Give&Takeについて解説される。

    ただ、文量が長い…。Audibleで14時間。◯◯州の××さんは…みたいな具体例が多い。なのでエッセンスだけならば、もっと少ない文量で済みそう。
    そして内容はと言うと、直感に反しない。つまり「そりゃそうだよね」という内容。要は、要領の良い善人が成功する、という身も蓋もない話だったw
    続きを読む

    投稿日:2024.01.10

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