【感想】新装版 不祥事

池井戸潤 / 講談社文庫
(267件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
36
120
83
4
1
  • 小説も痛快

    ドラマもなかな痛快であったが、あのイメージを残して読んでいても痛快。
    キャストのイメージは微妙に違う気がするものの、すかっとする結末はどの短編も気持ちいい。
    こんなきっちり作られた話、ドラマ化なんて楽でしょうがなかっただろう。
    ドラマとの違いはオチが付いたところで、ストンと終わる。無駄な後日談的説明はいっさいない。この辺もスピード感を維持して読み続けられる良さ。

    読んでいて次から次へと面白い話が続く短編集。もの凄く濃い短編集だと感じる。その割りに読み進むのも早いという不思議。
    ドラマなんて気にせず読んで、最高に楽しめる作品。
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    投稿日:2018.02.22

  • 痛快!爽快!

    半沢直樹シリーズほど敵は大物ではないが、銀行内の問題を相手の地位を気にせず気っていく主人公は最高です。

    投稿日:2015.05.10

  • 痛快

    主人公花咲舞は驚異の事務処理能力を持つ女子行員、歯に衣着せぬ発言力と相手を張り飛ばす行動力、弱い立場の人間がエリート行員たちをやっつける、そして難問題を次々解決する、花咲舞は間違いなくヒロインで読後感すっきりでした!!
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    投稿日:2015.03.28

  • 非常につまらない

    申し訳ないが、非常につまらないと言う感想しか浮かびませんでした。

    『痛快』とほかの方は仰っておりますが、そんなことはありません。

    不正を許せない質の花咲舞、通称『狂咲』が銀行の闇を暴き立て切り裂く…という題材は良いです。

    問題はその過程、世界が狂咲のために動いていると言っていいご都合主義の連発。
    主人公が気に入らない奴はもれなく全員、ミスをやらかしたり、犯罪に加担しており、それも直ぐにボロを出す。

    それに対して主人公がまくし立てる展開の連続で
    陳腐な三文劇以外の何者でもない。

    主人公の言うことは全てが正しく、頭脳明晰、行動力があり、最強。

    性格の悪い奴は全て敵で小物でみんなバカ。

    無駄に時間を浪費して読む物ではないが、
    それでもいいなら読んでも構わないと思う。
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    投稿日:2014.12.03

  • ドラマ通り

    同じ原作本でもドラマとはやや趣が異なっていた「銀行総務特命」とは違い、ほぼドラマ通りの内容です。また、短編ではありますが、御曹司伊丹に関するストーリーは連作の構成となっており、ある意味中編ともいえるのではないでしょうか。
    銀行総務特命同様にエンディングはスカッとしうよりは余韻を楽しむという感じです。
    いずれのストーリーも読みやすく一気に読めますので、読書にかける時間があまりない方にもおすすめです。
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    投稿日:2014.10.04

  • ドラマのものを読んでしまう

    池井戸さんの作品は、半沢以降にドラマになったものしか読んでいない・・・。
    これは、半沢やルーズヴェルト・ゲームと違い、短編集となっています。
    「この先どうなるの?!」という感じで、終わるものが多く、そういう感じの終わ
    り方が好きではないので、ちょっと残念。
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    投稿日:2014.09.15

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ブクログレビュー

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  • ごえもん

    ごえもん

    とにかくスカッと痛快な気分になりたかったので手にした本。折から福井放送では4/20の0:55AM(土ドラ9だけど枠の関係からかな)から「花咲舞が黙っていない」が放送されます、楽しみです!と言うことで、「花咲舞、初登場!」って副題がついてダブルカバーになった文庫本です。池井戸潤さんの本は久しぶりですが、もう読み始めたら止められなくなりますね。もやもやが最後はスッキリ。政治の世界にも半沢直樹や花咲舞がいたらいいのに笑

    過去の花咲舞のTVドラマを見ていないので、今週土曜日からしばらくは楽しめそう。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.15

  • あわわわわ

    あわわわわ

    ドラマ「 花咲舞が黙ってない!」の原作。銀行を舞台にした勧善懲悪の短編集。池井戸作品らしい、水戸黄門っポイ感じで安心して楽しく読めました。

    投稿日:2023.11.11

  • Bフォレスト

    Bフォレスト

    このレビューはネタバレを含みます

    ベースが今から約20年前に発売されたものなので現代とは異なり様々なハラスメントが飛び交う中で舞のまっすぐな信念が様々な問題を解決に導く。
    問題を起こす当事者が全て悪者ではなく、銀行といった大きな組織の中で様々な事に巻き込まれた故に犯してしまったトラブルもあり銀行員の悲哀も上手く表現されていると感じた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.07.30

  • びん

    びん

    上下の隔てなく、正しい事は遠慮無く上司に進言でき、部下に合った指導が出来る。そんな主人公にとっても惹かれる。その横でオロオロしている調査役が自分と被っているのに笑ってしまう。(^_^;)

    投稿日:2023.04.29

  • 43street

    43street

    なんだか大ヒットしてるようですね、「半沢直樹」
    池井戸潤は面白いもんね。ま、私も見てますが。

    で、この「不祥事」のヒロイン 花咲舞は、半沢直樹の女版だな。
    半沢直樹が面白いと感じた方は、この「不祥事」も楽しめると思う。

    さて、「半沢直樹」の原作は、「オレたちバブル入行組」である。
    今の所、ドラマではこの原作を忠実に辿っているが、このスピードでは続編まで行っちゃいそうだな。
    それ、読んでないんだよね。早く読まなきゃドラマに追い越されちゃうよ。
    それにしても凄い題名だよね、たんなる小説の架空の人物名 固有名詞を題名にしちゃうなんて。
    よっぽど原作の題名が嫌いだったんだろうな。(たんなる憶測ですが)

    先日、ポッドキャストで竹中平蔵の話を聞いていたら、池井戸潤の小説が愛読書だって。
    専門家からみても、池井戸潤の金融小説は信憑性があるらしい。

    池井戸潤、どれもお勧めですよ。
    と言っても私もまだまだ読んでないんだけどね。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.30

  • hasat4

    hasat4

    銀行内の人間関係や不正を花咲舞と頼りない上司の相馬調査役が解決する小説。続編から先に読んだがこちらの方が痛快でした。銀行窓口業務をテラーと言うことや振込・送金を行う業務を為替業務と言うことを知りました続きを読む

    投稿日:2023.01.28

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