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小路幸也 / 講談社文庫 (31件のレビュー)
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総合評価:
ミヤマ
1
ちゃんとした大人にならなきゃと思いました。
重い過去を背負った小学校6年生のカホとハルが出会い、そんな2人を支えようと大人が・・・イザとキッペイが立ち上がる。 子どもも大人も関係なく、人の強さや弱さや優しさや醜さ、生きているということの美しさに…ドキドキしました。 大事なモノを守れるように、ちゃんとした大人にならなきゃと思いました。続きを読む
投稿日:2014.01.22
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kura-ku
内容が良いだけに勿体無い。
エンディングで「松岡」でないといけない部分が「片岡」になっていたため、気になってその部分を何度も読み返してもやはり変で。 誤字?もしくはバク?自分の端末だけ?ここが気になり過ぎて読んだ内容が飛んでしま…いました。続きを読む
投稿日:2014.08.29
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夢色
このレビューはネタバレを含みます
【あらすじ】 「東京バンドワゴン」の著者が描く感動長編。小学六年生のカホはある日、屋上から飛び降りようとする少年を見つける。彼は半年前に親友を「殺した」相手だった。苦しみながらも前を向く人々を描いた感動作。 【感想】
投稿日:2017.07.27
anri0912
ある事故で女の子を死なせてしまった小6の男の子ハル。 亡くなった女の子の友達だったカホ。 ハルが屋上から飛び降りようとしている所を見つけてしまい、出会う二人。 話はそこから始まります。 お互いに傷を…抱えているハルとカホ。 その2人をそっと支えているおじさんと大学生のキッペイが何とも素敵。 『大人は子供の前では必死で大人の役を演じなきゃいけない』 この一文にやられました。 傷を抱え、いち早く大人になってしまった二人だけれども、自分の事を物凄く真剣に考えてくれる大人たちと出会えて、幸せだったのではないでしょうか。続きを読む
投稿日:2017.04.24
vespa
自分の行為で見知らぬ少女の時が止まった。見知らぬままでは自分の過去と未来を見つめることは出来ない。少女のことをふとしたことから知る事になる。少女の友達とおじさんと大学生の四人で進められる物語。重いテー…マをそれぞれの視点で語り、何をしなければいけないかでなく、今何が出来るか?に置き換えて昇華していく。空に届け、空に向かう花の様に。続きを読む
投稿日:2015.05.08
タンドリー
温かい話だったけど、大事な部分がまたしても濁している。引っ張っておいて、知りたいところがサラッと隠されている。 事件の真相とか、どうやって説得したかとか、おじさんのこととか…
投稿日:2014.10.14
Bookrium
辛い思いをしている子供に出会ったときに、その子を守ってあげるために1人の大人として何ができるかをテーマにした作品だと思う。 主人公の子供たちの健気さと真直ぐさに読んでいる方が辛くなりそうなところが、そ…の一歩手前で明るさに救われる絶妙な塩梅でした。続きを読む
投稿日:2013.10.17
united-gang8
大人の在り方がすごく問われてる作品だった。 ここまで関与しようとする大人が果たしているのだろうか。 寧ろ作者が望んでいる、いや誰もが望んでいる世界なのではないだろうか。 「こんな世界にしたのは、大人…だ」 この言葉が心に突き刺さる。 そんな自分は今は大人。 風が吹けば背中を向けるのではなく、顔面を向けその風に向かってく。それがいつかは大きな風の流れとなるのではないか。 とかく僕が言いたいのは感動の名作だってこと。続きを読む
投稿日:2013.10.06
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