【感想】僕と先輩のマジカル・ライフ

はやみねかおる / 角川文庫
(50件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
5
12
21
3
3
  • 魅力的な登場人物。けど物語はまだまだ途中。

    自称常識人の主人公、井上快人(午後9時には寝るのが日課)。
    その幼なじみの女の子、川村春奈(本物の霊能力者)。
    そして他の寮生からは恐れられている、何歳なのか何年生なのか何学部なのかすらよく分からない先輩、長曽我部慎太郎(あやかし研究会課長)。
    3人が身近におこる「あやかし」を研究し解いていく、大学生活青春ミステリー。

    主要登場人物の3人はくせ者ぞろい。
    そして寮の先輩方も、なかなかの個性派ぞろい。
    このひとたちが動き回るだけで、かなりおもしろいことになりそうなのだけど……。
    如何せん、ページが足りない。
    この本ではひとつひとつのエピソードの「あやかし」は解明されているのだけど、おそらくこの物語最大の謎である「長曽我部先輩は何者なのか?」といったところが、全く解明されずに終わってしまっている。
    作者もあとがきで書いているが、これはぜひとも続編を書いてもらわないと。

    エピソードはそれぞれ「騒霊」「地縛霊「河童」「木霊」と題されているけれど、おどろおどろしい内容ではなく、そしてガチガチのオカルト趣味というわけでもありません。
    子供から大人まで楽しめます。
    長曽我部先輩のビジュアルをどうイメージするかによって、受ける印象がだいぶ変わってくるかも。
    続きを読む

    投稿日:2015.06.29

ブクログレビュー

"powered by"

  • こまつな

    こまつな


     
    BOOKOFFでたまたま発見し、大好きなはなみねかおる先生、解説が恩田陸先生ということをきっかけに読んでみました。

    読みやすく読んだ後もぜひ、続編が読みたいと思える作品でした。
    大人になった今でも小学生時代から読んでいるはやみねかおる先生の作品が好きだと改めて感じることができる作品でした。続きを読む

    投稿日:2023.01.07

  • ますたぁ

    ますたぁ

    超常現象やオカルト系の現象を扱うあやかし研究会の先輩に振り回されるお話
    その実、実際は日常系ミステリ
    主人公は極めて論理的なのに、先輩の存在は本物の超常現象っぽいし、幼馴染は本物の霊能力者という様々な矛盾を孕んだ設定

    個人的には大学生活は親からの仕送りでなんとかできるくらいもらっってたし
    遊ぶ金が欲しさにバイトしなきゃいけないわけでもなかったので、貧乏学生生活という経験はない
    けど、今の時代奨学金やら何やらがなければ進学できない子も多いし、最近は増えてるのかね?
    ま、ここまで追い詰められてる人はそうそういないだろうけどね

    あとがきによると続編の構想はあるようだけど、まだ出てない?
    先輩の謎も解明されてないし、そりゃぁ続編はあるよね
    続きを読む

    投稿日:2019.05.04

  • nur1202

    nur1202

    ちょっと主人公が非常識というか浮き世離れしすぎていて、本の世界に入っていけなかった感じがしました。
    子供向けならば、変わった大人で済むかもしれないけれど、大人が読むにはね。(-"-;
    登場人物が子供向け単純キャラクターなのに事件の内容が割合ブラックなのもバランスが悪い感じ。
    シリーズ化はやめておいてもいいんじゃないかな。(^^;
    続きを読む

    投稿日:2019.01.19

  • sho3dai

    sho3dai

    読みやすい文体と真っ直ぐな登場人物達に好感を持ちます。ただ作品としての説得力に若干違和感を覚え、楽しめなかったかな。

    投稿日:2018.06.14

  • けわた くーすけ

    けわた くーすけ

    他被尊敬朝井Ryou先生(写: 何者。桐岛,第俱乐部活动辞ロ阿)。 村八分は十のうち火事と葬式以外の付き合いをしない仲間外れのこと。だと。

    投稿日:2014.02.11

  • かなこ

    かなこ

    超真面目で、ルールと名のつく物にはどんなに理不尽でも従う男・快人と、その幼なじみの春奈が、不思議な先輩・長曽我部慎太郎とともに不思議な諸々にでくわす話。
    春奈が霊能力者だったり、長曽我先輩が体に描かれた文様によって性格が変わったりと、不思議な設定なのに、
    でくわす謎はすべて論理的に説明できるものばかり。
    論理的思考と常識をこよなく愛し、それでも春奈の霊能力には一抹の疑問も抱いていない快人の性格のような感じ。

    しかし、謎よりももっと春奈との関係性に疑問を抱け、快人。


    この作家は青い鳥文庫で「夢水清志郎シリーズ」を書いてる人。おもしろかったなー。あのシリーズ。まだ続いてるのかなあ。
    さすがにちょっと青い鳥文庫は買えないので、角川文庫で見つけて嬉しくなって購入してしまった。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.27

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。