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太田紫織 / 角川文庫 (49件のレビュー)
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総合評価:
まくらたか
4
私は彼女のことを、誤解していたのかも知れない。
前巻を読んだときには、正直「九条櫻子」さんについて、好きになれそうにないなと思った。 わがままで、自分勝手。 僕こと「館脇正太郎」くんの迷惑省みず。 (骨やご遺体に関する趣味については、まぁ、ちょっと…いいなあと思うけど。) 美人なのかも知れないけど、「ちょっとなぁ……」というのが正直な感想だった。 だった、のだが、この巻に収録されている「第壱骨 夏に眠る骨」「第弐骨 あなたのおうちはどこですか」を読んで、少し、彼女に対する見方が変わった。 意外と優しく、熱い。 特に第弐骨、意識のない者に対する彼女の呼びかけは、胸を打つ。 その場にいたら、涙をこぼしてしまっていたのではないかと思うほどだ。 彼女はただ単に、死体を愛するだけの変人(?)ではなかった。 「僕」と一緒で、今まで私は、彼女のことを少し誤解していたようだ。 この巻を読んで、快い方向で、誤解が解けた。 誤解したままで終わらずによかった。 彼女たちのことをもっとよく知るために、もう少し、この物語に付き合ってみようと思う。続きを読む
投稿日:2013.11.07
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ミヤマ
櫻子さんの分かりにくい優しさにトキメキます。
前巻、衝撃を受けた櫻子さんの性格でしたが、2巻ではとっても好ましく感じました・・・慣れかもしれませんが。 櫻子さんの分かりにくい優しさにキュンキュンします。 当然なんですけど、いい人も悪い人もいて、報…われることばかりじゃないってのをちゃんと書いているのが、苦しくもあり、心地よくもあり。 婚約者の直江さん…そろそろ本格的に出てきてくれないかなぁ。続きを読む
投稿日:2014.03.27
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law
このレビューはネタバレを含みます
2巻目突破! そして死体を見るだけでいろいろわかっちゃうなんて博識だな(*゚∀゚*) 尊敬しちゃう\(//∇//)\ 今回も悲しいけど優しくて心温まるお話だったな(´・ω・`) 最初の話は自殺で片付けられそうになったけど、櫻子さんの洞察力で事故死と判明Σ('◉⌓◉’) しかもおばあちゃんは本当におじいちゃんのことが好きだったんだなって思わされたよ( ;∀;) 二つ目のお話は母は強し! これに限る(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ どんなに育児が下手で周りからだらしなく思われても、命懸けで守ったお母さん(/ _ ; ) 無事に赤ちゃんも生きてて本当よかったよ( ;∀;) 三つ目のお話はちょっとややこしい(・・?) 誰が誰の子でどこが母親が違うのか少しこんがらがっちゃうね(´・ω・`) あなたは誰ですか!って聞きたくなっちゃうΣ(゚д゚lll) あとだらしないお父さんも嫌だなって思っちゃったo(`ω´ )o
投稿日:2024.04.26
hanaasagi
内容(ブックデータベースより) 平凡な高校生の僕の夏休みは、三度の飯より骨が好きなお嬢様・櫻子さんと過ごすことで、劇的に刺激的なものになる。母にまつわる事件から、人間の悲しさと美しさを描き出す、新感…覚ライトミステリ第2弾。 令和6年4月18日~21日続きを読む
投稿日:2024.04.21
ハルヒ
「あなたのおうちはどこですか」は特に好きなお話。櫻子さんが赤ちゃんを救おうとしているシーンは何度読んでも感動する。
投稿日:2023.09.21
カイ
表紙はキラキラなのに、遺体はグロいし、話はドロドロ。 わりにさらっとライトに終わる。 参考文献がエグイ(;▽;)
投稿日:2023.06.02
ゆふぃ
主人公と櫻子さんの関係性が面白い。いつか過去の話も語られるんだろうか。1話目、2話目は、悲しいながらも救いのあるお話。3話目、主人公が「ソウタロウ」と間違われるエピソードは何だったんだろう。
投稿日:2021.05.28
ハルモヤ
シリーズ2作目。1作目よりぐんっと面白かった。ちょっと無理がある部分もすうっと読ませる文体。大泉洋ちゃんがモデルの警官も登場(すぐわかった(笑))
投稿日:2021.04.30
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