【感想】僕だけがいない街(1)

三部けい / ヤングエース
(108件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
32
46
16
0
0
  • 上質なミステリー+タイムリープ

    リバイバルという、タイムリープ特殊能力を持った主人公が犯罪や事故を毎回回避していく話・・・と思いきやそうではない。
    荒木飛呂彦の元アシスタントとのことで、ジョジョ4部のにおいがするモチーフ。
    リバイバル能力は「バイツァ・ダスト」を思い起こさせる。

    この作品はその能力はあくまで一部であって、子供の誘拐や殺人事件というリアリティのある内容を中心として、
    大人や子供の思いが深く交錯する上質なミステリーでもある。
    なので、ジョジョだと荒木飛呂彦節が強すぎて苦手、という人でも楽しめると思う。
    (もちろん、ジョジョ好き、特に4部好きには大おすすめです。)

    特に、子供時代に戻ってからの心理描写は、誰が見ても共感できる、作者の思い入れのある体験をもとにかかれていることが伝わってきて、
    その空気感だけでも読むに値するクオリティだと思う。
    リバイバル中の「違和感」を探すときの緊張感は、ページを何度も行き来して一緒になって探してしまう。
    ほっこりする描写の後に、ズドンと落とされる描写も秀逸でぐっときます。

    3巻まで読んだけど、早く続きが読みたいです。
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    投稿日:2014.03.05

  • 過去の謎解き

    子供時代に巻き込まれた事件と、現在起きた事件がつながっている?
    過去に戻れる特殊能力『リバイバル(再上映)』によって事件の真相を探していくとかなんとか。
    第一巻は物語の導入部。力がどんなとか、過去の事件のあらましなど。第二巻から実際に謎を追っていくので先ずは二巻まで読んでみるといいかも。自分は二巻まで読んだら先が気になってしょうがない。

    哀しい過去を修正しようともがく人に是非。
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    投稿日:2013.11.17

  • 主人公が試される過去改変の力

    再上映(リバイバル)という現象。
    能力と言うにはあまりにも不完全だが、予想のつかない展開で読んでいても主人公と同様に緊張が走る。

    その特殊性から再上映の印象が強いけれど、本筋は主人公を取り巻く問題について。
    自分の知らないところで何かが動き、回想で入る幼少期の行方不明事件、そういった漠然とした不安をひしひしと感じながら読み進めていると、1巻があっという間です。
    この1巻はそんな主人公の動き出した事態への導入なのです…が、3巻まで読み終わってから読み返すと何回も違う発見ができる良い漫画でした。
    現在を上書きすることこそできないものの、読者にだけ許される制限なき再上映。
    これから先が楽しみです。
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    投稿日:2014.03.16

  • 面白くなるのは3巻からかな

    1巻では身近に起きるであろう事件を回避するだけの話になっていますが
    徐々に自分の核心に迫る面白さは3巻あたりからだと思いました。
    何度もある場面からやり直せるあたりTVドラマ「素敵な選TAXI]ぽいですが
    本作はそんなヤワな話ではないので面白さが上です。
    1巻には★3つしかつけていませんが、続巻はもっと面白いです。
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    投稿日:2015.02.04

  • ストーリーが秀逸

    タイムリープ&ミステリー好きにはたまらないストーリーです。
    巻を進むごとに面白くなります
    久々に続きが気になる作品に出会えたことに感謝します。

    投稿日:2015.04.10

  • 上司にまじでおもしろいと言われてよんだ

    上司に「これまじでおもしろいっすよ」と薦められて読みました。
    1巻がもう、ヤバイというか、、、、これ以上書くとネタバレになるので書けないのですが、、、ひとまず読んで下さい。。。

    投稿日:2013.11.18

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ブクログレビュー

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  • きりんのすけ

    きりんのすけ

    <5巻まで読んだ>
    面白い…やっぱり人間はミステリアスな展開はどうやっても引き込まれる。
    事件の展開も面白いが、キャラクターたちが主人公に対して発するセリフが本来ならばいいセリフに聞こえるはずなのに、なぜか不穏な雰囲気を出すのが絶妙。「え、このセリフに裏があるの?」とついつい深読みさせられる。(ちゃんと裏がある展開も作られているから、簡単には自分の深読みを捨てられない)
    サスペンス作品はどれだけ読者に深読みさせるかが、作品の技量の一つになるのかもしれない。
    深読み=不安=どきどき?
    またこれはヒントか?という情報の出し方もうまい。関係者の下の名前を思い出せずわざわざ「下の名前が思い出せない…」的なことを言ってたら、下の名前しか基本出てこないキャラがそいつじゃん!怪しい!って思考になる。それが決定的な証拠じゃなくても十分なんだ。なんとなくヒントぽい・怪しいから注意してみておこう、なんて小さな不和を読者に抱かせたら伏線としては大いに役目を果たしてくれる。
    ただ5巻まで一気読みしたからなのか若干の飽きがで始めた。展開的にはこれは王手!!!ってところで終わっていたのでゾワゾワしているのだが、やはり1巻からずっと緊張感がある作品だからか、こちらが若干疲れ始めた。
    連載を追っている立場だったら、毎掲載楽しみにできると思うのだが、ずっと犯人のヒントを主人公と同じように探そうとしていると多少飽きたり疲れたりし始める。
    おそらくそれがこの作品の難しいところ。無駄がないからこそ読者が休憩する暇を与えない。休憩されちゃうと読者が離れてしまう可能性があるから、かなり難しい塩梅だとは思う。

    この作品を読みながら、やってることは「東リベ」と変わらないのに部数に差が出たのか考えていた。個人的に感じた理由は2点。
    1、さっき言った飽きの部分。東リベはタイムリープして原因の根底を解決しようと奮闘する過程で、喧嘩=アクションも入れられているし、男同士の絆なども描かれていて、物語に波がつくられている。アクションシーンでは圧倒的強い者に勝ったり、マイキーという圧倒的ヒーローがいたりと割とスカッとする展開も入っているのがまた絶妙。
    2、キャラクター。僕街はストーリーや展開に魅了されるが、主人公に感情移入したり推しとなるようなキャラクターがいない。言ってしまえばストーリーだけに魅せられる。良いキャラクターがいるとそれだけで読者は作品をもっと大切に思ってくれるから、作品としての価値が読者の中で勝手に上がるように思う。

    これから後半戦を迎える。犯人だろうというやつは出てきているが、5巻使って追い詰めるなんてかなりの長丁場。どうなるのか楽しみ。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.07

  • ss512(試)

    ss512(試)

    このレビューはネタバレを含みます

    ホントに何度読んでも面白い!見事に張られた伏線。何度も読み返せる楽しさがある。「僕だけがいない街」の意味は?表紙は綺麗だけどカバー裏には危うい雰囲気が漂ってる。おすすめの一冊!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.01.09

  • toto

    toto

    ミスリード


    タイムリープ系ミステリー漫画

    ミステリーは専門外なので詳しいことはよくわからないが、
    最後の最後まで熱が冷めずに読めたので
    余りミステリーが得意でない人にもオススメ

    投稿日:2022.09.27

  • つっち

    つっち

    ・4周通読。サスペンスものとして8巻(+番外編1巻)で綺麗にまとめているので、何回も楽しめる
    ・登場人物はみんな魅力的だが、主人公の母親である佐知子さんが最高。ブレない芯を持った生き方をしてるけど、息子への愛情の深さが計り知れない。周りからの信頼感の高さも頷ける
    ・2〜6巻あたりの、ちっちゃい悟が奮闘する期間がやはり読んでて一番ワクワクする。雛月が温かい朝御飯に涙するシーンがとてもすき
    続きを読む

    投稿日:2022.08.27

  • machinobu

    machinobu

    漫画家として、メジャーデビューするものの、上手くいかない日々に、もがき続ける青年。

    ある時、時が戻ると言う不思議な体験をする。
    『再上映(リバイバル)』

    そして、母の死。
    犯人はだれか?
    そして何故、母を狙ったのか?

    愛するものを守れなかった激しい後悔。
    そして、リバイバルの結果、戻った時間は、何と...
    続きを読む

    投稿日:2022.05.15

  • すいこ

    すいこ

    このレビューはネタバレを含みます

    主人公がなんでアイリの事を苗字の君付けで呼んでんのか気になったし、主人公の厨二感凄いなと思ったけど最後にまくられた

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.01.09

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