【感想】さいはての彼女

原田マハ / 角川文庫
(472件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
133
211
93
8
0
  • 「彼女」のカッコよさに魅せられる

    いろいろあって旅に出た女性の話を集めた短編集です。収録の4編はそれぞれ語り手が違いますが、最初(「さいはての彼女」)と最後(「風を止めないで」)の作品には共通する人物が登場します。
    その人物とはタイトルにもなっている「彼女」のことですが、これがめちゃめちゃカッコいいんですよ。ふとした仕草やまなざしには、同性ながらキュンとしてしまいます。
    彼女と一緒の旅ならどこだって楽しいだろうな~、と主人公がうらやましくなりました。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.27

  • 車のドアを思いっきり蹴りたおすおネエさま!一度でいいからやってみたい!

    ナギちゃんは、バイクの後ろに乗せて走る走る!なんて胸のすくこと!
    ほんのちょっと踏み出すだけで、今まであったものが違って見えてくる。
    見落としていた何かを、気づかせてくれるものとは・・・。
    短編集の中のみんな、笑顔で「ごきけんよう、またね!」って言えたらいいね。
    そんな、気持ちの良い後味を満喫できました。

    ずい分前の若い頃、250CCにまたがって、あっちこっちへ駆けていましたが、
    北海道の広大な自然の中で、ナギちゃんと同んなじ風を感じたかったなあ。
    続きを読む

    投稿日:2016.10.12

  • 背中を押されました

    ちょっと停滞気味だった私のキャリア…  丁度読んでいた時に、異動の話が持ち込まれました。ちょっとリスクも伴う話なので悩みましたが、この本の登場人物たちに背中を押された気がして、お受けすることにしました。前を向かせてくれる一冊です。とくに凪ちゃんは最高です。続きを読む

    投稿日:2013.12.14

  • お仕事に疲れている方へ・・・

    一人の敏腕若手女性社長が、ふとしたことから「女満別」へ・・・
    そこで出会う人々を通して、彼女の硬い心が次第にほぐれていきます。
    旅が好きな人、バイクが好きな人へもおススメの1冊です。

    投稿日:2013.10.19

  • 最初の数行でグググっと

    やり手の女社長涼香は、いつの間にかやり手過ぎて社員が離れていくという状況に陥っていた。沖縄の高級リゾートでの束の間の休暇を…と思い、“有能な秘書”の高見沢に旅行の手配を任せるが…。
    辿り着いた北の女満別で、かけがえのない出会いが待っていた「さいはての彼女」。
    その他、女性のおひとり様の旅の短編が2つ。そしてさいはての彼女のスピンオフのような短編が1つ。
    どれも挫折からの再生をテーマにしている。
    原田さんの作品は、最初の数行読んだだけでグググッと惹きつけられる。

    私もおひとり様旅行をするけれど、「旅自体を楽しんでいるんだぞ!」と、女性のおひとり様の旅=挫折からの逃避に思われたくないな…と作品と全然違うところで考え込んじゃった。
    続きを読む

    投稿日:2014.11.07

  • 読んでいてホッコリする短編集。

    4つの短編からなる短編集だが、どれも主人公は女性である。そういう意味では女性向けなのかもしれないが、男性でも十分楽しめる。

    4編のうち3編は旅をテーマとして扱っている。主人公は皆キャリアウーマンだ。仕事をバリバリこなしていたが、ちょっとした躓きで行き詰っているのも共通している。

    旅を通してその行き詰まりを吹っ切っていく様が読んでいて心地よい。ホッコリした気分になれた。

    ただ一口サイズで食べやすいのが短編のいいところではあるが、どっぷり浸かるには物足りないところで終わってしまう。たまに読む分にはいいのではないかと思う。
    続きを読む

    投稿日:2016.09.23

Loading...

ブクログレビュー

"powered by"

  • ぺこ

    ぺこ

    原田マハさんの美術系ではない物語を読むのは初めてでしたが、やっぱり原田マハさんの物語はあたたかくて特別でないものを特別に魅せる力がすごいなあと思いました。

    投稿日:2024.05.30

  • yurika

    yurika

    爽やかな風を感じるナギちゃんに会いたいと思いました。気持ちがすり減ってきたり、ヘソが曲がってきた時に、自分をリセットしてくれる本です。

    投稿日:2024.05.28

  • muushikamiishika

    muushikamiishika

    久しぶりの原田マハさん。題名の「さいはて」の響きに惹かれて手に取った。短編集。
    最初と最後がナギちゃんの話で、題名もナギちゃんになっているので、この本のメインはナギちゃんなのかと思われるが、大好きなハグとナガラのその後を描いた「旅をあきらめた友と、その母への手紙」が、今回は最も心に残った。読むタイミングによっては、また違う物語が心にしみるのかもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.24

  • nene

    nene

    挫折しそうなときに読みたい1冊。
    また明日頑張ろうと前向きになる
    何度読んでもいい旅したくなる本
    ハーレーに乗りたくなります(笑)
    原田マハさんのことばがすき。。

    投稿日:2024.05.19

  • まち

    まち

    主人公素敵な女の子で、友達になりたいなぁ自分もこんな周りを明るく照らせるような人になりたいなぁと思った。
    これからずっと胸に残るようなお話だった。だいすき!

    投稿日:2024.05.18

  • tsuy244

    tsuy244

    このレビューはネタバレを含みます

    1話目が終わったとき、続きが読みたい!と思ったら4話目が繋がっていて嬉しい展開だった。
    出てくる主人公が性別が違えど年齢が割と近く、どこか親近感を感じた。
    旅先での情景が清々しく、無性に旅に出たくなる一冊。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.17

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。