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首藤瓜於 / 講談社文庫 (53件のレビュー)
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総合評価:
九州男児
3
ラストが…
上巻からの勢いで、 途中ハラハラする場面もあり 「これは!?」←と思ったが 最終的には、イマイチかな。 とはいえ、遅読家の僕にしては すごい速さで読み終えたので グイグイ引き込まれたのかも しれない。… でも、ラストは…うぅ~ん。 主人公との対決が、もっと ほしかったかな。誰が主人公なのか 微妙。 次は、鈴木一郎の出番がもっと ほしい。次回はあるのかな? ※作者さん、お亡くなりになってる のですね。次回はないか、残念。続きを読む
投稿日:2014.03.02
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イヴの超人ぶり 脳男の立ち回り!キャラが立ちすぎだ!
犯罪者やこれから犯罪を犯すものをつきとめ、ダークヒーローとして抹殺してゆく脳男鈴木。超人で絶世の美女イヴの登場。 熱く、その身に凄みのある空気を纏う大男で刑事の茶屋。 気が付くと、読み手はダークヒーロ…ー側に心を根こそぎもっていかれ、むしろ正しいはずの精神科医鷲尾にうっとおしさを感じる。 矛盾したこの自身の感情の動きもこの本の展開が巻き起こす面白さのひとつか。 続編に繋がるような結末も次回作を期待させる。 脳男のその後が知りたくなったら手に取ってみてください。続きを読む
投稿日:2013.09.28
あっくん
映画化もされた脳男の続編下巻!
上巻で不可解な行動をとっていた鈴木一郎の真の目的が明らかになるとともに、寒河江治をはじめとする精神病経験者が引き起こした事件の謎、あるいはその謎に迫っていた刑事二人を殺害した人物との関わりなど、おお…よその謎にまっとうな解決がなされる。鈴木一郎がどうやって今のような人物になり得たのか、なぜ警察の手に余る犯罪者を手にかけてきたのか、といった前作から引き続いての謎についてはほとんどそのまま謎とされているが、鈴木一郎の過去の一部が本作で明かされている。 ラストはショッキングといえばショッキングだが、さらに続きそうな勢いであり、作者にその気があればさらなる続編に期待を寄せたいと思う。続きを読む
投稿日:2014.02.21
コナン
鈴木の目的は?
利用された精神疾患患者、鈴木、藩、イブ、だれもが加害者であり、被害者でもあった。被害者の誰も悪くない。けれど加害者としてはあまりに残忍で。今まで和解しかけていた周辺住民、社会が変貌していくことへのマス…コミの操作の怖さも感じた。続きを読む
投稿日:2014.04.03
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まべ
このレビューはネタバレを含みます
鈴木の真意が最後までわからず、そのもどかしさも手伝って一気読み。ラストはただただ残念で仕方ない。鈴木は犯罪者だけれども、ある意味では信頼も置いているという、不思議ないい関係でいて欲しかった。個人的には『脳男』が1番面白かった。続編は読まなくても良かったかも。
投稿日:2024.01.23
mira-in
下巻の終盤になって、やっと最後結末まで一気に駆け降りる、いやもうこれは突き落とされる展開に、鈴木一郎の気配を感じつつキターと思いながら読んだわけですが。。。惜しむらくはこの最後の締め方よね。 そもそもの、マッドサイエンティストな流れから、突然の両性有具とか、結局はイデアとかなんだとかよりも快楽殺人者だとかっていうイヴの話も、解決に向かう流れのためか、鷲谷先生と話しているうちにで始める違和感と、不安定な感情の起伏と、そこからの鈴木一郎との会話のシーンから、もはや真実かどうかすら怪しい中で進んでいく解決編が、あまり「脳男」ならではの進み方で、それはある意味脳男らしいって話になるんだろうし、全ての真実を明らかにする必要も義務も必然も何もない!って開き直る感じが、モヤモヤとなって読了後に残ってしまった。。。 これはこれで真理だよなーとは思いました。 決して答えを出さない圭吾先生のような、ある意味通づるものがある物語。 その分のマイナスがあったとて、脳男の物語と、一人の精神科医の復讐劇との2本立ての豪華な小説は、とてつもなく楽しかった。
投稿日:2023.11.13
shifu0523
鈴木一郎のキャラに興味があって続編を手に取ったのだが、当てが外れた感がある。好みの問題なのだが、私には、なにより、ヒロインの暴走体質が苛立たしい。
投稿日:2022.03.02
J男
精神科の位置付けを変えるために犯罪を起こして世論を誘導しようとした話、自分も同じような偏見を持ってることを反省しつつ、でもしょうがないとも思いつつ。結局最後には鈴木一郎が出てくる。感情が無いだけでなく…無敵のヒーローになってしまっている。面白いけどスッキリはしない。続きを読む
投稿日:2022.02.01
ゴン
前作の脳男の続きということなので買った一冊。 殺人事件の部分はよかった。 変に難しいミステリーでもなくわかりやすい次元だったと感じた。 上巻下巻通じて思った事は、難しい話が多い。 精神医学の話は難…しいよ 精神病の人の考えてる事とか読みづらいし この辺の話は要らなかったんじゃないかと感じた。 あと脳男がなにをやりたかったのか、ハッキリとわからなかった でも脳男はすごい男なんだとあらためて思った。 難しい話もあってなかなか読みごたえのあった上巻でした。続きを読む
投稿日:2021.08.17
Yoko Furuta
「脳男」の続編。7年の間を空けて刊行されたとのことで、私は続けて一気に読めてラッキーでした‼︎ 正直、上巻は、要素の多さに、その一つ一つのエピソードの細かさに、「いったいどこへ行くのだろう?」と事…件のメインを見失いそうになりましたが、下巻ではパラパラだったそのピースが次々とハマっていき、勢いよく読みました。面白かった‼︎ (しかし…前作に続いて…なんでこの題名なのかなぁ?いや、ラストでなんとなく分かるけど、違う題名でも良いような気がする…個人的感想です) それにしても、読後に強く考えさせられるのは、、、『精神』や『心』という目には見えないもの、どこからが異常で病気なのか?そして、それが犯罪と関わった時、その人をどう扱うのか? ということ。 また、私自身は、神社仏閣や教会を見たりするのは大好きだけど…。 信仰とか救い、神の存在、それってなんなんだろう? などなどの、シンプルな問いが頭の中をぐるぐるしてます。 おそらく答えは出ない。 いずれにせよ、やっぱり犯罪の動機には、復讐心というのは、大きなものであり、もちろん罪は罪としても…己の勝手な哲学のために、人を加担させるのは罪深いなぁと思ったのでした。 前作同様の中心人物は、 怪物と思われている鈴木一郎、 精神科医の鷲谷真梨子、 県警の警部、茶屋。 被害者も多く、凄惨な殺され方や、精神病の扱いなど、息が詰まる苦しい展開の中、分かりやすく身体がデカく、常に真っ直ぐ前を見て言いたいことを言う、茶屋警部の存在は、このシリーズのなかでは、むしろ救いなのだわ…と思いながら読み終えました。続きを読む
投稿日:2021.08.09
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