【感想】鮮血のヴァンパイヤー 九鬼鴻三郎の冒険(1)

笠井潔 / 講談社文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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  • 九鬼の若かりし頃

    若い日の九鬼の活躍。
    ヴァンパイヤー戦争本編を読んで、この前日譚を読んだ方が面白いかも(出版順に)。

    しかし、ライトノベル調のカバーより生頼範義の方が世界観は合うな。

    投稿日:2013.10.13

  • 獣の心を解き放つ

    ヴァンパイヤーウォーズ本編の主人公、九鬼鴻三郎の若かりし頃を描く作品。
    自身の内に眠る衝動を抑えきれず本能の赴くままに行動する九鬼の力には毎度毎度圧倒されますね。

    本編でも関係してくる人物がちらほら出てきますが、知らなくても全然問題ありません。
    歴史的背景と結びつける設定がずらずら並べられる本編に比べればこちらは大変マイルドなので、初めての人は逆に読みやすいかも。

    間違ってもヘタレ系には分類できない、獣心そのものの主人公がいかにして戦いに身を投じていくか。
    バイオレンスに飢えている方はきっと満足できる内容です。
    暴走族の峠道殺人レース、暴力団同士の武力抗争、過激派青年が引き起こす決起事件などの言葉にピンと来たら是非一読を!(実際そんな人いるのか知りませんが^^;)
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    投稿日:2014.07.25

ブクログレビュー

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  • キじばと。。

    キじばと。。

    「ヴァンパイヤー戦争」シリーズの外伝で、九鬼鴻三郎がKGBのスパイとなって活躍したころの物語がえがかれています。

    街道ライダーのグループである「マッドライダーズ」を率いる18歳の九鬼は、仲間たちを死に追い込んだ赤いフェラーリのゆくえを追っていました。そこで彼は、「右翼の魔王」として知られている正宗鉄生に出会い、彼の率いる「三兵会」に入ります。しかし、やがて彼は「三兵会」が正宗の私欲を満たすための手ごまにすぎないことを知り、そこを飛び出します。さらに、彼のもとにプロの破戒工作員が差し向けられ、自分が大きな陰謀に巻き込まれていることを知った九鬼は、その正体を暴くための戦いをはじめます。

    タイトルには「ヴァンパイヤー」の文字が見られますが、本編とは異なり超自然的な現象は起こらない、アクション・エンターテインメント小説です。本編のあまりにも壮大な物語には少々ついていけなくなってしまった読者ですが、本作は純粋にたのしみながら読むことができました。
    続きを読む

    投稿日:2020.09.17

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