【感想】ハケンアニメ!

辻村深月, CLAMP / マガジンハウス
(476件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
179
182
66
9
0
  • ラブ要素の薄い有川さん!?

    人の心の奥底の闇を描くのが上手い印象の辻村さん
    あれっ、ラブ要素の薄い有川さん!?と見間違うような
    見事なまでに軽るい雰囲気の話ですが
    節々に感じる文章の上手さに「軽いものしか描けない」のではなく
    テーマに合わせ「軽く読ませるように描いている」そんな雰囲気を感じ
    「彼女らしからぬではなく」、「幅広い作風の」と思わせてしまう
    実力の高さが伺えるような気がします
    アニメ好きでも、そうでなくても楽しめる作品です
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    投稿日:2015.06.28

  • この作品、一言で言うなら『熱い!!!』熱すぎるわっ。火傷したわっ。

    辻村深月さんって一体何者?面白すぎて怖いんですけど…。

    4章から成るこの作品、それぞれの章のタイトルが面白いです。でも読んでみると成る程、これ以外ありませんね…と納得。

    特に、第3章 『軍隊アリと公務員』夏の陽射しや緑の田園、鍾乳洞、祭の花火、イメージが溢れ出し、胸が震え、その上登場人物達のアニメ愛に溺れてしまい、まんまと泣かされました。くそっ。

    しかも辻村作品に良くあるリンク、あの作品のあの人なんかも登場して、『あら。またお会いしましたね』感も味わえて二度美味しい。

    タイトルの『ハケン』をカタカナにしたのも、辻村さんの遊びなんですよね~。さすがだな~。ついついあっちと思っちゃいますよね。てか、まんまと引っ掛かりましたけども。

    この作品を読む前に、出来れば『スロウハイツの神様』とそのスピンオフの『V.T.R.』は押さえていただきたいです。
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    投稿日:2016.04.14

  • 紙書籍で読みました

    昨今のアニメでありそうな話(聖地巡礼とか)ではありますが、仕事に頑張る女性の姿はどの職種でも共通だと思います。
    面白いので是非。

    電子書籍版には収録されてるのかな、紙書籍を発行した後に読み切りの小説「九年前のクリスマス」が発表されました。
    マガジンハウスさんのサイトで読めますので、本編読後にはそちらもどうぞ。
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    投稿日:2016.02.26

  • 惚れる

    アニメ好きかどうかはともかく、仕事小説として大変楽しめた。
    彼ら彼女ら(キャラクター)のなんと魅力的なこと!
    通勤電車の中で読んで何度涙ぐんで堪えたことか。四十路のオッサンなのに。
    自宅で読めば良かった。続きを読む

    投稿日:2015.11.09

  • アニメへの情熱

    スロウハイツの神様のように、軽めな作品群に入る作品。
    同時期にアニメ制作に関わる数名のそれぞれの視点で進行していきます。
    きつい業界として認知されているアニメ業界で、ボロボロになりそうになりながら達成感を求める主人公たち。
    スポンサーの意向やらのしがらみの中で、何を死守するかの攻防も興味深かったです。

    スロウハイツに出てくるあの作家も登場しますし、あちらを読んでからの方が楽しめるかなぁ。
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    投稿日:2019.02.11

ブクログレビュー

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  • 長年の読書家

    長年の読書家

    これは面白い。

    一章まで読み、そこまでだけでも人に薦められる。
    でも、三章の途中で思わず訂正。
    「最後まで読まないともったいなさすぎる。あぁ、やば、おもしろ」

    久々にこれだけの充実感。
    これは心のそこからおすすめします!続きを読む

    投稿日:2024.04.16

  • 猫玉井

    猫玉井

    表紙を見て、どーしようかな…でも辻村さんの書いた本だし面白くないわけない!と思い、読み進めたらやはり素晴らしかったです。
    かがみの弧城で登場人物が繋がっていくみたいに、話の展開に感動を覚えました。

    投稿日:2024.04.14

  • 星月夜

    星月夜

    アニメ制作の裏側について知らない人にとっては、新鮮で面白いと思う。SHIROBAKOを思い出した。色々な人が熱い思いを持って作品を創り上げている、クリエイティブな職業のやりがいと苦しさの両面を描いているので読み応えはあった。続きを読む

    投稿日:2024.04.10

  • Koji Miyazato

    Koji Miyazato

    アニメは視聴者に夢と希望を与えます。そのアニメ製作の裏で多くの人が熱意を持って協力し合っていることを学びました。多忙ですが人に感動を生み出すクリエイティブな仕事。愛情があふれるやりがいのある仕事だと共感しました。続きを読む

    投稿日:2024.03.25

  • あけあけ

    あけあけ

    レジェンドアニメを先に読んでしまったため、あんまり話に入っていけなかった。アニメ業界の話だからかも。

    投稿日:2024.03.09

  • 文音こずむ@『はじめての』文芸部1期生

    文音こずむ@『はじめての』文芸部1期生

    実写映画化してたんかい!

    グイグイ読ませるテンポ感は寝不足必須。読後感に残る爽やかさと見せてもらった登場人物たちの情熱は私の胸にある

    純粋に面白いアニメを作るだけじゃダメ。好きなもので制作費を稼がないといけない世界で、でもここまで真摯に作品に向き合い、好きが感染する。これは希望だ続きを読む

    投稿日:2024.02.28

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