【感想】真紅の戦場 最強戦士の誕生

ジェイアラン, 嶋田洋一 / ハヤカワ文庫SF
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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  • 来てほしくない未来

    歴史は繰り返すという話を聞いたことがあります。
    かつて西欧列強が競って地球上の各地域に植民地支配を広げていった時と同じことが宇宙レベルで繰り広げられている物語です。
    本書では23世紀の時代背景についても描写があります。本書で描かれている200年後の世界は読んでいて気持ちが沈んでしまうほど灰色の世界です。
    今現在世界で起きていることの延長線で考えるとひょっとすると本当に未来はこんな世界になってしまうのでは?と思えてしまったので尚更です。
    そこが本書の面白いところでもあります。みんなで力を合わせてこんな未来にならないようにしましょうというメッセージと解釈すれば良いのかもしれません。
    携帯式核融合発電装置や惑星間移動、ワープゲートなどが実用化している世界でも、無人兵器ではなく生身の兵士が血を流して戦う必要があるのか?等々、突っ込みどころもなくはないのですが、小説として楽しめたので星5つ付けます。

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    投稿日:2016.05.03

  • 「地球上でこれ以上戦争をしたら人が住めなくなるからよそでしよう」

    物語はドン族から拾い上げられた主人公が海兵隊員として
    歴戦をくぐり抜けながら出世し、生き抜いていく話ですが、

    舞台が宇宙

    「地球上でこれ以上戦争をしたら人が住めなくなるからよそでしよう」的な発想で
     人類の戦争の歴史を宇宙を舞台に一からおさらい。

    こじんまりとした 村同士の争いからどんどん勢いが加速し
    第一次世界大戦、第二次世界大戦を繰り返す勢いで戦争を繰り返していきます。
    SFとしてと言うよりは 人類の争いの歴史を読んでいるようでした
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    投稿日:2016.09.30

  • よくある設定ですが・・・

    孤児になった主人公が、あるきっかけから宇宙軍に入隊します。数々の活躍で昇進してゆく中で、自分の居場所を見つけてゆきます。
    戦場が次々に移ってゆくのでスピード感が有り、いっきに読破してしまいました。

    投稿日:2015.04.01

  • ふつう

    ミリタリーSFと聞いて思い浮かべる展開そのままの作品。
    読んでいて退屈はしないが、舞台をSFに置き換えただけのミリタリーものという印象。
    他の同種の小説に比べると、主人公の魅力にかけるところが難点か。

    投稿日:2016.10.19

ブクログレビュー

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  • winder

    winder

    ミリタリものの立身出世のフォーマットなんだけど、めっちゃディストピアな格差社会で、太陽系以外の惑星、衛星の支配を争っているのが人間同士というのが、おぞましい。スペース・オペラ&勧善懲悪的なテイストを勝手に期待していただけに、素直にカタルシスは感じられず、なんともいえない読後感。これはこれで続刊出たら読んじゃうな。続きを読む

    投稿日:2018.12.25

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