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高山文彦 / 新潮社 (32件のレビュー)
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総合評価:
崩紫サロメ
1
酒鬼薔薇事件に衝撃を受けた人へ
以前、少年Aの母親が手記を出版しており、前半はそれと被るところも多い。 ただ、母親の発言について、本人が思っているニュアンスで捉えている、少年がダリの影響をどのように受けていたかが興味深かった。おそら…く母親は理解していなかっただろうから。 母親が理解していなかった、もしくは理解したくなかった精神鑑定の部分をもう少し詳しく知りたかった。 文庫版あとがきに酒鬼薔薇聖斗に恋しているという少女の手紙。著者は「やさしさ」ととらえているが、そうだろうか。私にはその少女の「痛み」であり、「SOS」に思える。 「酒鬼薔薇事件」に何らかの衝撃を受けた人には一読をお勧めする。続きを読む
投稿日:2014.08.30
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hira00
こういうドキュメンタリーは当たりハズレが大きいが、 これは事実を淡々と描いている印象。 周辺事実はいろいろと勉強になったが、 この少年の内面はやはりわからない。
投稿日:2020.11.04
寛斗
被害者の心情を考えると「この手の本は!!」ということになりますが…。 全てが正しいかはわかりませんが、少年Aの心情がよくわかりました。 少年法。 なかなか難しいですが、やはり少年であろうと障害者であろ…うと重大な犯罪を犯した場合は重罪に処すべきだと個人的には思います。続きを読む
投稿日:2016.12.12
もも
あの事件はおそらく何かの分岐点であっただろうと思う。もう二十年も前になるというのに、多くの者が今だに投げかけられた問いに答えられないでいる。この書は核心にできるだけ肉迫しようと心血を注いだ1冊であろう…。しかしその努力は認めるとして、Aを止める術はなかったのか、なぜ犯行をあそこまでエスカレートさせなければならなかったのか、Aは特別の存在として切り捨てることはできるのか、闇は変わらず闇のままである。続きを読む
投稿日:2016.03.19
zhimei
少年Aはどうやらあのまま大人になってしまったようだけど、御家族はどう暮らしているのだろうか。昔家族だった彼のことを毎日思い出すのか、思い出さない日もあるのか。
投稿日:2015.11.05
りゆ
多分この少年Aは子供の頃相当寂しかったんだろうな。1歳の時自我が芽生えるまえに弟が生まれ、しかもその弟は喘息持ちで母親は付きっ切りでいなきゃいけない。十分に甘えられず、しかも自分は長男だからという理由…で叱られる。こんな理不尽なことはないとおもう。 こういう事件が起きると被害者やその家族がかわいそうだって思うけど、この少年や他の事件の未成年も運命と混沌とした社会により加害者にされてしまいった被害者なのかもしれない。だからちゃんとどうしてこういうことしたのか、どんな家庭環境にいたのかをきちんと知って、社会が抱える問題を解決していくべき。 これを読むと少年法は正しいのだろうと思えてくるけど、被害者家族からしたら更生して社会に出るなんてとんでもない話だと思うけど、国際的に18歳未満の死刑は禁じられてるから死刑はできない。うーん難しい。続きを読む
投稿日:2015.09.12
block
どんなに美しく純粋な存在であっても 捌いてみれば血みどろの内臓と糞便が詰まっているのだ そのギャップに萌えてナメクジだの猫だの解剖するうち とうとう人間を試してみたくなったのか わからない、これは僕の…想像であるが この世界におけるもっとも純粋な存在を消せば あとには混沌だけが残るだろう 何をやってもよい自由な世界である 新たな神を人間が造り 新たな秩序を構築することも可能であるのに違いない そっそんなバカな続きを読む
投稿日:2015.08.20
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