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アレクサンドル・デュマ, 山内義雄 / 岩波文庫 (114件のレビュー)
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総合評価:
マナブ
2
至高のエンターテイメント
以前から話は知っていたが、岩波文庫の完訳版が電子書籍になったのを機に読み始める。訳も読みやすく、いろいろな娯楽の要素が詰め込んであり、昔の本とは思えないほどモダンなストーリー展開に感動しました。
投稿日:2013.10.18
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future4227
『巌窟王』として知られるデュマの名作
映画で観たことがあるので、事前にストーリーはわかっているけどやっぱり原作は面白い。 フランス文学特有のまどろっこしい会話、言い回しは避けられないが、それを差し引いたとしてもなお余りある面白いストーリ展…開。 第1巻はナポレオンのエルバ島脱出と絡みあい、幸福の絶頂から不幸のどん底に突き落とされる主人公のエドモン・ダンテス。 読んでいて辛いものがあるが、最後にちょっとだけ希望の光が見える。 それにしても人を疑うことを知らないダンテス、あまりにもお人好し過ぎる。 続きを読む
投稿日:2016.10.05
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sepia
このレビューはネタバレを含みます
数年前に1巻だけ読んで放置してたのを再読。 びっくりするほど面白くて一気に全巻読んだ。「待て、しかして希望せよ」を見たくて…(なんでこの時期にまた読み始めたのかは察してください) 好きなキャラクターは主人公とユージェニー嬢だな。当時の価値観ではユージェニーのような思考の女性は変人扱いされたんじゃないかなぁと思うけど、それでも自由を選んだのはすごい。 メルセデスはあの時代であの選択をしたのは仕方ないよなと思う一方で、嫌な女だなぁと思わせる何かを感じた。正直ダンテスが最後にメルセデスを選ばなくて良かった… 1巻の辛い展開を乗り越えてからが最高に楽しかった。嫌な奴は徹底的に嫌な奴として描かれていて最高。そこに見える嫌な奴らしい矜持の高さ(ヴィルフォールとか)は結構好き。 恐らく人生で一番楽しいはずの青年時代を奪われ、恋人も奪われ、それでも救われた(と自分は思ってる)のは復讐譚としてはとても良い終わり方だったと思う。復讐なんて虚しいだけだ!みたいなクソみたいな綺麗事を言うキャラクターがいなくて良かった。 キリスト教への信仰が色濃く描かれていて、今の時代の日本人の自分には理解しにくいところもあったけど、それだけ絶大なものであったことはよくわかる。復讐を終えて自分も命を終える、みたいなキリスト教に反するようなことをしなくてほっとした。 あと、主人公の何が好きって、エデのような美しい美女(美少女)を側に置いておきながら男としてそっちの方に流されないところ。恋人ではなく娘のように思っているところが健全で素敵すぎるんだよな…文章からでもエデの可愛らしさがこんなに滲み出てるのにその鋼の精神なんなの? 復讐の神のような振る舞いをしても微かに残るエドモン・ダンテスとしての名残があるのが苦しく感じるけど、そこがたまらなく好きだ。 てっきり3人に対する復讐は最終的に全員殺すのかと思っていた。社会的に殺すというのは相手に大ダメージを与えると今も昔も周知されてるんだな… この人この後どうなったの?みたいな人が多すぎるけど、復讐を達成したらもう用はないもんな。番外編みたいなものないのか… また時間をおいて読みたい。違う人の翻訳も読んでみたいな。
投稿日:2024.04.10
まふゆん
船長候補となり愛する恋人との結婚間近の船乗りのダンテスは、様々な者たちの陰謀により牢獄“シャトー・デフ”に送られる。 フランスを代表する復讐劇、第一巻! 面白い〜めちゃくちゃ面白い〜ネタバレ怖くてそ…れしか言えない笑続きを読む
投稿日:2024.02.06
マッピー
岩波文庫なのに読みやすい!というのに、まず驚きました。 注釈なしでもスラスラ読める。(初刷は1956年で、私が読んだのは2018年の94刷) 同じく岩波文庫の『レ・ミゼラブル』とはえらい違いです。 ストーリーは子どもの頃に抄訳で読んでいるのでわかっていますが、それでもページを繰る手がとまりません。 エドモン・ダンテスくんの人の良さというか、世間知らずというか…にヤキモキしてしまいます。 ダンテスの美しい恋人メルセデスに横恋慕して、彼を陥れようとするフェルナンの行動はわかるとして、ダンテスと同じモレル商会で働いている会計士のダングラールがなぜあれほどまでにダンテスに対して憎しみを感じているのかが最初のうちわからなかった。 結局それは逆恨みってことになるのでしょうが、この場合、雇い主のモレル氏がダングラールの人となりを見抜けずに重用していたところに問題があったと言えるのではないでしょうか。 というか、ダンテスくん、19歳なのね? それで結婚というのは…まあ…時代が違うし…3年付き合ってきたのなら、まあいいでしょう。 しかし、船長ですか?19歳で? モレル氏の人事評価にこの悲劇の大本があるような気がしますよ。 時代は一度失脚したナポレオンが再びパリを目指す頃のこと。 ナポレオン派と親王派に分かれて政治も軍事も争いの予感を孕んで不安定な時。 ダンテスはそうした争いの只中に、政治犯として終身刑を受けてしまいます。 もちろん冤罪。 次期船長の内示をもらい、メルセデスとの結婚直前という幸福の絶頂からの不幸のどん底。 驚愕、不審、怒り、そして絶望。 何年もの歳月をかけて、生きる気力さえも持てなくなったダンテスに、転機が訪れたのは、何かを削るような音が壁の向こうから聞こえてきた時。 脱獄を企てるファリア司祭と知り合い、ダンテスは自分が誰にどうやってこのような境遇に陥れられたのかを知ることになります。 そして脱獄の準備をしながら、ファリア司祭から語学や科学について学ぶことにします。 ところがファリア司祭が病に倒れ…。 フランスの歴史がわからないから、今ひとつ時代背景が見えてこないところもあるけれど、ざっくりフランス革命の後ですね。 ルイ18世って誰?って思っちゃいました。 ルイ16世はギロチンで処刑されたし、ルイ17世はまだ子供のうちに亡くなったはず。 どこから出て来た?ルイ18世。(調べたところ、ルイ16世の弟のようです) あと、ファリア司祭の話の中に出て来た『セザール・ボルジア』って、『チェーザレ・ボルジア』のことですよね。 フランス読みだとピンとこなかったけれど、ローマ法王の息子で、父とともに大悪人と言えば、多分彼。 西洋史難しい~。 個人的には『モンテ・クリスト伯』より『岩窟王』のタイトルの方が好き。 余談ですが、『レ・ミゼラブル』より『ああ、無情』の方が好き。 なんでタイトル変えちゃったんだろう。
投稿日:2022.09.28
tom555
なんで今まで読んでこなかったんだろうか!とても面白い。 ダンテスの天と地のような幸福と不幸。絶望の淵で出会ったファリア司祭。ファリア司祭の賢さ・知恵の使い方・我慢、どれもビジネス本以上の金言。時を味方…につけることの大切さを教わった。さてさて、これからどうなるか? もう少しファリア司祭から教えを賜りたいのだが……、無理かなぁ?続きを読む
投稿日:2022.07.14
ゲスト
まさに不条理な主人公ダンテスの人生。 とても素直で実直な青年だが、世の中に妬みや 欲望がはびこっている事を知らず 幸せの最中突然、無実の罪で裁判もされず 投獄されてしまう。 人間の愚かな妬み、欲望が世…間を知らない 若者にはそれが見えず判事代理のヴィルホール の企みまんまと陥れられてしまう。 牢獄で思慮深い投獄されてる司祭と出会い ダンテスの見えなかった物や真実を知る事になる。 やはり、経験や教養は凄く大事で後々役にたつ という事が、この一巻からよく分かる。続きを読む
投稿日:2022.06.15
アヴォカド
子どもの頃に児童向けで読んだきり、という本がいくつかあるよね。これもその1つなので、さて大人の今の目で読んでみようかな、本当はどういう話だったのかな、と。 まずはつかみはOK、役者も揃った。好青年過ぎるエドモン・ダンテス。嫉みで軽はずみにもそこまでやるかいフェルナン。自分さえ良ければお前はそれでいいのかヴィルフォールよ。そして地獄でちょっとした仏のファリア司祭、あなたはアームチェアディティクティブではないですかい。 図書館で借りて読んでるんですが、早く続きが読みたいので、走って2巻を借りに行ってきます。
投稿日:2022.06.12
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