【感想】彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

村山由佳 / 集英社文庫
(48件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
10
17
16
1
0
  • 彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

    3年ほど前からこの長編小説を読み始めましたが、途中で主人公が何度も暗転にあい、読むことにストレスを感じたことと、新刊待ちが近づいたこともあり購読をストップしていました。
    久しぶりに主人公に会いましたが、元気そうにしていました。こういう人生経験は現実ではなかなか自分の人生にはできませんが、すらすらと読みやすく楽しめます。著者の村山さんもあとがきで、そんなにひどいことにはならないのでと言ってましたので読み続けることにしました。Ⅶに入ります。
    皆さんも良ければ、この長編にチャレンジして下さい。
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    投稿日:2016.10.02

ブクログレビュー

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  • MK

    MK

    順番を間違えて先に記憶の海を読んでしまったけど、日本側のみんなからは見えていない勝利の心情や生活が見えて少し安心した。
    先に記憶の海を読んだことで逆に花村家の人たちの勝利が何を考えどうしてるかわからず不安な気持ちがすごくよくわかった。

    環境が変わると新たな人々との出会いから刺激を受け人は成長する。勝利はさらにたくさん勉強して成長した。
    成長すると人は嫌でも前に進む。
    辛い出来事は覚えていても少しずつ前に。
    こうやって人は辛いことを抱えながら乗り越えながら強く生きていくんだと思った。
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    投稿日:2022.03.05

  • まいつき

    まいつき

    Second season6巻。

    ラストで感情が溢れてしまった勝利。後悔に囚われて、自分の感情を押し殺すしかなかった状態から、前進するきっかけになったのだろうか。
    自分自身を追い詰めることが、見せかけの贖罪であるとは理解していても、そうすることでしかできなかったであろう日本での自分との別れになれば良いと思います。
    どんなことがあっても、人は前に進むしかないのだから。

    オーストラリアで出会った人々は、さまざまな悩みを抱え、自身の人生を歩んでいました。進めなくなって押し潰れてしまった佐藤さんや、迷路から抜け出せないリッキーのように、勝利が陥るかもしれなかった人たちも。
    処理だけじゃない。アレックスもダイアンも秀人さんも、誰もが何かの拍子にをそれてしまうのかもしれない。
    広大な土地を車で進むシーンは、人の歩む道の危うさの暗喩だったりするのだろうか。闇夜でなくて昼間で、行き先は見えているはずなのに、いつの間にか気づいたら違う場所を漂っているかもしれないという怖さ。

    その危うさを抱えながら、人は日々を過ごし、さまざまな関係の中で互いに軌道を修正しながら、人生を積み重ねて歩んでゆくのでしょう。
    続きを読む

    投稿日:2022.01.21

  • わたりどり

    わたりどり

    過去を邂逅し、嗚咽交じりに座り込む勝利。隣でなだめるアレックス。否が応でもあの人たちとの再会の時を予感させる展開に、胸のドキドキが止まりません!立て!カツトシ!

    投稿日:2021.09.30

  • nami

    nami

    このレビューはネタバレを含みます

    前作での不吉な終わり方が気になってはいたけれど…
    オーストリアに渡っている勝利のことが描かれているのを読みながら悪夢は現実だったと思い知る。かれんとは離れ離れになっているけれど2人の想いは募るばかりのよう…とはいえ勝利の前には魅力的なアレックスが現れたり…いったいクライマックスに向けてハラハラさせられるわ。

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    投稿日:2021.08.14

  • り

    セカンドシーズン6作目、シリーズ16作目。
    前作に引き続き、オーストラリアでの勝利の様子。佐藤所長が日本に帰国してしまうことになり、研究所もたたんでしまうかも?という状況。アレックスと勝利が案外いい感じになってきたのと、ダイアンと秀人さんの今後も気になる。続きを読む

    投稿日:2021.05.04

  • キじばと。。

    キじばと。。

    前巻にひきつづいて、オーストラリアでの勝利の生活がえがかれています。

    はじめて出会ったときから勝利に突っかかってきたアレックスでしたが、しだいに彼に心のうちを明かすようになり、勝利は奔放な彼女にとまどいながらも、すこしずつ彼女のことを理解するようになっていきます。

    その一方で、秀人とダイアンの身の回りにもすこしずつ変化が起こりはじめ、物語がふたたび動き出してきたような律動が感じられます。
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    投稿日:2019.01.07

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