【感想】新世界より(中)

貴志祐介 / 講談社文庫
(348件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
111
138
57
6
0
  • 最後に期待!

    上巻に引き続きなんか薄っぺらさは最後までぬぐいきれず。ただ物語りをどのように収束させるかは楽しみに読みます!

    投稿日:2013.09.26

  • 没頭!

    本を読んでいると、ふと自分がどこにいるのか、一瞬だけ分からなくなる時があります。今日、まさにそんな感じになりました。
    本に入り込むということは、そこに疑問や嘲りといった感情がまったく生じていない、つまり隙のない作品ということなんでしょう。なんて素晴らしい。
    と、冷静を装いつつ、脳は次のダイブに向けて突進中です。
    今日はもう遅いしやめようよ・・
    続きを読む

    投稿日:2013.12.13

  • 少しだれるところはありますが

    少しだらだらと進むところはありますが,後半へ向けて必要な内容です.この世界の状況がだんだんと明かされていきます.

    投稿日:2013.12.12

  • 怖かった。

    後から考えるとそうでもないのに、瞬のくだりがえらい怖かった。夜中に読んだってのもあったのかもしれないけど、どんな恐ろしいことが起きるのだろうとビクビクしてた。あのときは精神的に下巻は無理かと本気で思ってたな。続きを読む

    投稿日:2013.12.23

  • これがマンガ化された理由?

    読み進めていくほどに面白くなっていく。
    ただ、中盤に出てくる性的行為の描写があまりにも詳細すぎて、引いてしまった。
    この本を検索すると同名のマンガも表示されるが、上巻を読んでいるときは
    なぜこの本がヲタ系エロマンガ(←ファンの方、ごめんなさい。あくまでも個人的感想です)
    にされているのか全く理解できなかったが、これらのシーンにスポットをあてるとこうなるのか、
    と腑に落ちた気がする。
    正直、ここまでの詳細な描写は、このストーリーには必要ないし、むしろ無いほうがよかったと思う。
    とはいえ、話の展開が後半から加速していき、下巻まで一気に読み進めてしまった。
    続きを読む

    投稿日:2014.04.13

  • 回答編的な

    本作は、分量故に3分冊にされているんだと思うので、「中」巻に対する個別のレビューはあんまり意味が無いかも知れませんが、レビューしてみます

    上巻が謎の提示とするならば、中巻は回答編と言えます。主人公達に課せられていた様々な束縛や処分の理由や歴史が、全て明らかとなります。このへんの下りは大人達の仕打ちが、成長して大人になると意味が分かってくると言う、成長の物語っぽいかも知れません。

    一方で、悪鬼やネコダマシなど、人間が呪力をもつ人作品世界特有の描写が非常におぞましく書いてありますが、我々だって別の視点から見れば理不尽で醜い世界に生きているかも知れないなという文明批判の様相も呈しています

    ただ、作者が込めたかも知れないそのような教訓を、一生懸命読み解こうとするのが正解かどうかは疑問でもあります。構築された神栖66町という精緻な世界を、ただ単純に楽しめばいいのかもしれません

    前巻は作者のイマジネーションが凄いなと感じましたが、本巻では新しい要素はほとんど出てきません。瞬の呪力の暴走など深みを増した感じです。

    本作は主人公の手記という形を取っているわけで、主人公だけは最後まで生き残る事が分かっています。謎が一通り明らかになった後で、火種が二つほどばらまかれますが、最終巻ではどのような決着が付くのか楽しみです

    一巻の衝撃はありませんが、ストーリーが面白く、先も気になるので星4とします
    続きを読む

    投稿日:2014.06.16

Loading...

ブクログレビュー

"powered by"

  • 星月夜

    星月夜

    このレビューはネタバレを含みます

    次々と明かされる真実に読む手が止まらなかった。人間が超能力に目覚めた場合、社会が力とどう向き合ってゆくのか。悪鬼や業魔を含め、その部分が緻密に考察されていて圧倒された。中巻の時点で文句無しの名作だった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.07

  • すー

    すー

    あの時一緒に過ごした仲間達が、町に「危険」だと認識され消されていく…。
    あんなに大切な思い出だったのに、思い出せなくなるなんて辛いです。
    これからも辛い展開が待っているのだろうという思いと、でもこの世界の真実を見届けねばならないという気持ちで下巻に向かいます。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.04

  • ひと

    ひと

    中巻終わり。まだまだこれからかと思うが、ひたひたと大人たちに仕組まれた世界が見え始める。では下巻へ。

    投稿日:2024.03.09

  • nonkichi

    nonkichi

    上巻からの続きが気になり読み進められる。何がどうなるのか?ワクワクできる。下巻でこの話がどこにオチるのか?ということが気になるが、あまりそこに対する見通しは立たず。きっちりホップステップしたことは確信できる。続きを読む

    投稿日:2024.02.25

  • くにちん

    くにちん

    上•中•下巻の感想です。
    カーリーさんがおすすめしてたので、購入して読み始めました。
    初めのうちはわからなかったけど、10ページ程読んで、過去に読んだ作品ということに気づきました。
    3巻あるし、前に読んだ時はなぜか疲れたような記憶があるので、このまま進めるか悩みましたが、ちょっと続けたら止まらなくなり、完読。

    黒い家を思い出すような、追い詰められる恐怖が、そして後半は生きる者として考えさせられました。

    やっぱり疲れた。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.17

  • につ

    につ

    このレビューはネタバレを含みます

    感想
    創作作品だが、人類の存在や歴史、今後の在り方について考えさせられる。

    それまでの悲惨な歴史があるからだろうが、何かを守るために他人の記憶を操作し、子供を選別する世の中なんて想像するだけで恐ろしい。

    今の世の中に蔓延るSNS叩きや週刊誌報道、○○ハラスメント騒動など、みんなを画一化、潔癖化する世の中の動きもどうかなと思ってしまう。

    あらすじ
    バケネズミに温情をかけられて、早紀たちは無事に班の仲間と合流して、命からガラ郷に逃げ帰ることに成功する。

    マントラを思い出し、それぞれが呪力を取り戻し、学校にも復帰して過ごしていたが、ある日、瞬が突然学校に来なくなった。瞬によれば、呪力が漏れ出し、コントロール出来なくなったことにより、周囲や自分に突然変異が発生し、業魔化してしまった。早紀は業魔化した瞬との別れを迎える。

    次の冬、一班のメンバーは教育委員会によって記憶をコントロールされ、瞬のことは忘れ去っていた。早紀はそのことに違和感を感じて、誰のことを忘れていたか思い出そうとする。

    やがて早紀たちは、倫理委員会の議長である覚の祖母に呼び出され、殺人衝動がある悪鬼と、呪力を撒き散らす業魔の恐ろしさについての歴史を明かされる。

    ある日、守が不浄猫に襲われたとして、町から逃げ出す。真理亜と早紀と覚は後を追い、守を見つけるが、事情を聞いて町に戻れないと判断。真理亜と守を残して一度町に帰る。早紀と覚は査問委員会に掛けられるが、覚の祖母の助けもあり、二人を連れ戻そうとするが、見つけられずに町へと引き換えす。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.16

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。