新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
柄刀一 / 講談社ノベルス (10件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
つたもみじ
5
超常現象に挑む…若き奇跡審問官
奇蹟審問官アーサー・クレメンスが事件の謎を解くシリーズ三作目。短篇集。今までの二作品より、宗教議論的色合いが減っていますが、事件の動機はやはり宗教的心理が大きく関わっているよう。 「聖なるアンデッド」…腐らない死体、生きている屍、聖なる遺体。自らの信じる神と異端。狂信者になってしまう過程が垣間見える一作で良かった。 「生まれゆく者のメッセージ」キリスト教ではなくチベット仏教においての転生がテーマの作品でしたが、こちらも興味深く面白かったです。続きを読む
投稿日:2014.04.14
報告する
"powered by"
馬南神空
奇蹟の真贋を判定すべく、ヴァチカンから放たれた、若き審問官が一見超常現象に思える事象の謎を解くシリーズ。この手のオカルトハンターものは探偵役が不可能犯罪にばかり挑む理由が正当化しやすいのミソ。とはいえ…アーサー師は、肝心の奇蹟とは微妙にずれたところで不可能犯罪に出くわしてばかりいる気がするのだが。肝心のトリックはそれほどひねったものではないが、ホワイまで手が抜かれていないので美しい。この手のトリックでいちばんしらけるのが、奇跡を起こすために誰かが仕組んだというアレなので。続きを読む
投稿日:2023.06.22
どり
奇跡審問官アーサーシリーズの短編集。 長編の方が読み応えありますが、こっちはこっちで読みやすくて面白かった。 アーサーがめっさ秘境ばっかり出かけております。 短編なので、トリックはどれもスッキリ理論的…。続きを読む
投稿日:2013.03.21
bunko17
奇蹟審問官アーサーの2作目です。 今回は4本の中短編で宗教論争も無く、 事件とそのトリックだけに集中出来たので読み易かったです。 もちろんそこはアーサーが出向いているのですから、 一見奇蹟とも思われ…る事件の数々なんですが。 アーサーは地球上のいろいろな場所に出没しています。 実際ヴァチカンにこんな人がいるなら西へ東へと相当忙しいですよね。 また密室物もありますが、 個人的には3つ目の『聖なるアンデッド』が良かったです。 薄暗い雰囲気が好みでした。 アーサー以外にもう一人奇蹟審問官が出てきますが、 ひょうひょうとしたおじいちゃん神父様でいい味出してます。 4つ目の『生まれゆく者のメッセージ』は、 ミステリーとはちょっと違うと思いますが、 キリスト教とチベット仏教のコラボで、 心の琴線に触れる、なんというか、不思議なお話でした。 続きを読む
投稿日:2012.03.07
parfumrouge
思っていたよりも、奇蹟審問ではなく事件の解決、という色合いが強かった。 だが、そんな中で、アーサーの活躍が非常に少なく、話としても奇蹟をモチーフにしたエピローグ的な短いものであるラストの一編が好きで…ある。続きを読む
投稿日:2012.02.24
空音
奇蹟審問官アーサーの短編集。 アーサーの冷静でちょっと冷徹というか奇妙に透明な目線で紡がれる推理が面白かった。キリスト教聖職者アーサーが関わるの宗教や風俗の薀蓄も読みやすい。『聖なるアンデット』が特に…好き。キリスト教者(どの宗教にもあるけれど)の一種独特な独善性とそれの崩壊のカタルシスが凄い。続きを読む
投稿日:2010.11.07
永杜
世界の不思議な出来事を、奇跡かそうではないか調査するため あちらこちらに進出する審問官。 今回は短編集で、更にあちらこちら出没中(笑) 最後、はチベットの、あの有名な話…ですが 聞いた時も思いました…が、生まれ変わりって どの時点を持っていうのでしょうか? 生まれる直前に、その人を形成する魂が入ったと思うなら 子供が腹の中で動くのはなんのためなのでしょうか? それを考えるなら、宿ったその瞬間から…と思いますが その辺りはいかがなものなのでしょう? しかしこの推理のための知識。 3つ目の推理ならば、途中まではできたと思うのですが まったくもって…難しすぎます。 知識が足りない、という以前の問題かもしれませんがw続きを読む
投稿日:2010.08.11
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。