【感想】再婚生活 私のうつ闘病日記

山本文緒 / 角川文庫
(41件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
7
13
14
1
0
  • 無題

    大変参考になりました。
    一番は、治るまでには時間が係るということを、改めて認識出来ました。
    言葉や感情、態度など表現は人様々でしょうが、トンネルを抜け出るまでは本当に大変なんですね。
    身近に心療内科に通っている知り合いがいるので、タイトルがすごく気になって読みました。
    自分の日常で同じような思いを抱いた事があるなあ・・・という部分もあり、紙一重のことなのかもと思いました。
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    投稿日:2014.01.15

ブクログレビュー

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  • ひとみ

    ひとみ

    ドラマ「自転しながら公転する」を観て、山本文緒さんの作品を読んでみようと思った。
    そして、山本文緒さんはお亡くなりになられていることと、著書「無人島のふたり」を知った。
    「無人島のふたり」を読む前に、まずはこちらのエッセイ?というか日記?を…。

    うつ病の大変さを知った。
    本人も辛そうだけど、「王子」と呼ばれるご主人や周りの人たちの支えがあったことで救われる。

    精神科医の方の解説の最後に書かれていた。
    自分を大切にしつつ、周囲の人をも大切にするというバランスの取れた生活が、幸せの条件だと…。

    それと、山本文緒さんが書かれていましたが、食生活に気をつけることとお酒やタバコ(私は喫煙者ではないけれど)はほどほどに…。

    では「無人島のふたり」読ませていただきます!












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    投稿日:2024.02.21

  • ちゃむ

    ちゃむ

    「自転しながら公転する」の解説を読んで
    山本文緒さんが亡くなった事を知った。

    山本さんがどんな方だったのか知りたくて
    この本を読みました、印象に残る言葉が
    たくさんあった。

    病気が見つかってからの「無人島のふたり」も
    読みたいと思う。
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    投稿日:2024.02.14

  • cou163xx

    cou163xx

    人の日記を盗み見しているような気になるエッセイ。いや、こんな無茶苦茶な生活してるって書いちゃって良いものなの?!鬱病なのにお酒も煙草もやってていいの?!ただ、そのぶっ飛んでる分読んでいるのは面白かった。酷い時期を脱した後を読んでいると、やっぱり無茶苦茶な暮らしは体を痛めつけ、それは心にも通じていたのかな、なんて思ったりする。
    前半を読んでる間に話に引っ張られて自分自身がかなりウツウツとしてしまった。ある意味自分よりもっと酷い状態の人がいると救われていた部分もあるけれど、いつ読むのがベストなのか難しい。
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    投稿日:2024.02.14

  • sea

    sea

    『無人島のふたり』『自転しながら公転する』と読み、すっかり山本史緒さんの作品にハマっています

    この『再婚日記 私のうつ闘病日記』は当初は普通の雑誌『野生時代』に連載されていた普通の日記形式のエッセイで、再婚での新婚生活について書くつもりだったようだが、途中うつ病を患い、数回の入院生活と自宅療養を経た闘病日記となっている
    2003年8月から2004年2月、途中2年の中断を挟み、2006年6月から12月まで

    初出時には「うつ闘病日記」とは題さなかったものを、文庫化にあたり「うつ病」と記載し、日記で空白となっていた一番うつ病に苦しんでいた時期の2年間を補完してある

    山本史緒さんも本文中に書いているが、うつ病の直し方が書いてあるわけではない。また、解説の精神科医の大平健さんによると前半はうつ病かも疑わしいようらしい

    でもここに山本さんを苦しめた【何か】が確実にあったのは確かなわけで…
    それを克服するまでの一つの過程としてみると大変興味深い

    山本さんの再婚相手である【王子】
    彼は『無人島のふたり』でも出てきて、この当時から15年近く経ってもいまだ仲睦まじい姿を見せている

    彼は今何を思っているのだろうか

    作家が亡くなった後で読む、その作家の痕跡は
    その人が生きて存在していた時を知っていると切なく寂しい
    でも読むたびに懐かしく、何度も身近に感じられる
    作家として言葉を残していてくれたからこそ
    今も繰り返しその言葉に触れることが出来るのは幸せだなと思う

    山本さんのご冥福を祈りたい
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    投稿日:2024.01.03

  • planets13

    planets13

    解説にもありますが、あまり鬱らしい鬱症状は書かれてません (対処法も)。そして、周囲の人の温かさや「らぶ」の多さが羨ましくなります。

    投稿日:2023.12.24

  • imaht2

    imaht2

    文庫だと「私のうつ闘病日記」とサブタイトル?がついている。単行本を出したときには、まだ「鬱」という病気に対して吹っ切れていない部分があったそう。まだ距離を取りきれない、引き戻されてしまう怖れを感じていた、ということかもしれない。

    ややもすれば深刻になりそうなところを、読み手への気遣いなのか、作家としての気概なのか、ユーモラスにも感じられるような緩やかな筆致。

    「王子」目線で読んでいたかもしれない。言語化された鬱屈に、そういうことだったかと、ため息をつきつつ。そしていつかはそれを宥めることができるようになる、こともある、という希望が少し。

    書けなくなった日々をはさみつつ、書きたいという意志が彼女を引き上げたのだろうか。私の娘を引き上げるものが、娘のうちからも湧くことを願う。
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    投稿日:2023.11.05

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