【感想】先送りできない日本 “第二の焼け跡”からの再出発

池上彰 / 角川oneテーマ21
(102件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
15
46
27
4
0
  • 新人からベテランまで。

    池上さんは、世界や日本の政治経済等幅広い分野によく精通しており、文章も簡潔で分かりやすい。
    読んでいて、すっと気持ちに落ち込んでくるので、次へ次へと興味がつながってゆく。
    日本や世界のことを知りたい新人は勿論、自分の考えを再確認したいベテランまで、一読したい書物である。続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • 分かりやすい

    今の日本に必要な事は何か、
    問題点を明確にしている点が
    読みやすい本だと思います。

    投稿日:2013.11.02

  • 今すべきこと

    池上さんが熱く警鐘を鳴らしてます。
    ただ東京五輪が決まってここに書かれている色んな問題が、余計陰に隠れてしまいそうな予感はありますが...

    投稿日:2013.11.04

  • 本でも分かりやすい

    池上さんの問題提起が主に経済側面から記されいる本です。
    具体的には、TPPなどの関税の問題、中国との関係、

    韓国企業の躍進、日本企業の問題などが主に取り上げられています。
    何となく報道を目にしているだけでは気付きにくい部分を、
    分かりやすく提示されております。

    池上さんの強い主張というよりは、先送りできない問題を忘れずに皆で一緒に考えようという押しつげがましくないニュース解説本ですね。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.05

  • 日本の将来・・・

    2年前の本ですがTPP参加や消費税増税など着々と進んでますね。

    投稿日:2013.11.05

  • 池上式アラーム

    今日本で最も信頼される男が鳴らす警鐘。
    この国が抱える問題を鮮やかに浮かび上がらせる手腕に感服。

    投稿日:2013.11.07

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ブクログレビュー

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  • digestif

    digestif

    出版から時を経て読んだが、結局一人ひとりが如何に努力し社会に貢献するか、だと思う。小さな事でも積み重ね継続すれば大きな力になる。自分はそのような存在であれるよう努力したい。

    投稿日:2024.01.21

  • kasaharapapa

    kasaharapapa

    このレビューはネタバレを含みます

    中国を見る場合、民族ではなくて、国家体制を問題視すべきです。中国の現代史は中国共産党によって、人々が翻弄されてきた歴史でした
    政治とは、所得を再配分することです。国民からいったん預かった税金を、何にいくらずつ配分するかを決めるのが政治の仕事だという意味です
    中国のレアアース発掘は今のままでは持続不可能。
    中国産の安さの理由は簡単です。付随して出てくる放射性物質を放置しているからです。環境汚染をそのままにしているのです

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.05.02

  • あああら 1646886番目の読書家

    あああら 1646886番目の読書家

    このレビューはネタバレを含みます

    先送りできない日本 “第二の焼け跡”からの再出発 (角川oneテーマ21) 2011/8/10

    主に貿易自由化について多く書かれている
    2011年6月2日記述

    池上彰氏による著作。

    本書では主にTPPや農業、またそれに絡む政治問題などについて解説している。
    分かりやすい解説に定評があった池上氏の本なのでニュースの話題に疎い人であっても
    日本の問題点について把握できるだろう。

    本書を読んで感じるのは今日本国内で閉塞感が覆っている要因のひとつが貿易自由化の問題である。
    特に韓国にいたっては日本以上にアメリカとの自由貿易化を進めており日本もTPP参加をしない場合、
    国際競争に打ち勝っていけるのだろうか?
    また同時に日本国内の農業も10年も経てば担い手の高齢化がますます進み立ちゆかなくなる可能性が極めて高い。
    農地の集約化も進めていく必要もあるが
    戸別所得補償制度によって(兼業農家が専業農家に貸していた土地の返還を求めるようになったため)
    それも上手く進んでいない。
    あちらを立てればこちらが立たずと言った状態で動けない内に先送りできない状況に日本が追い込まれている事がよく分かります。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.01.15

  • soniagandhi

    soniagandhi

    国の借金問題、環境問題、政治問題、どれをとってももうぎりぎりなんだなと思う。
    借金に関しては、ある日突然ぽっくりいって国が破綻するようになるのではとしか考えられない。
    税金は10%に上げてもらって構わない。でも、私たちが根底に必要な食料品だけはどうか税を課さないでほしい。これはアメリカでも同じ。
    子供手当なんていらない。それよりか、もっと保育所を作って、給食費を無償にするほうがどんなにためになるか。
    こんなこと考えても、全然そんな世論なんか聞いてくれないだろうな。
    ただただ、忍耐強く生きていかねば。
    続きを読む

    投稿日:2017.12.15

  • deki

    deki

    農政はノー政σ^_^;
    聞いたことはなかったですが言い得て妙ですね。
    戸別所得補償制度とか農業ではなく農協(農家)を守る制度と言われても仕方ないです。
    大規模経営からまた細切れに戻そうとしたのがあの政権やったと。
    農業を守るためにどうすれば良いか。
    株式会社を排除する社会主義的な政策が今の農業従事者の高齢化を生んでいます。
    自民党の新しい世代が農政に力を入れてくれてるのがせめてもの救いかと思います。

    「いい質問」とは情報の空白を埋める質問だそうです。
    確かに知識に空白があると不安になるので埋めたくなるんですよね。
    それが話者と共有できたら本当の意味でいい質問になるんやと思います。
    ただ手を上げて発表すると難しいんですよねσ^_^;
    続きを読む

    投稿日:2017.05.11

  • mendako

    mendako

    忘れもしない2011年。
    日本中が未曾有の災害に恐怖し、今なお、その影響は続いている。
    人と人とのつながりを再確認した一方で信じていた世界が一夜にして崩壊した。
    そこから我々はどう立ち直っていくか。
    そして、立ち直るために解決しなければならない問題は何か。
    答えのない、しかし暫定的であっても答えを出さなければならない。

    TPP交渉は依然難航している。
    良い点、悪い点が当然あるわけだが、「参加しない」という選択肢は、現実的ではない。
    しかし、懸念されるのは国内産業の保護だ。
    安い商品がたくさん入ってきたら、国内の産業は衰退してしまうのではないか......。
    著者はそこにそもそもの考えの間違いがあると指摘する。
    そんなに日本の産業は国際競争力がないのか、信用がないのか?
    いつまでもガラパゴスではいられない。
    この指摘に私もハッとした。
    多少高くても、国産を買うだろうな、と。
    国産牛肉は無理でも、国産豚肉、鶏肉を買うだろう。
    たまにはスペインやカナダ、アメリカ産を買うかもしれないが、きっと信頼している国内産を買うだろう、と。

    消費税増税についても著者は切り込む。
    もはや日本には借金を返せるだけの余力がない。
    だとしたら、税金を上げるしかない。
    私もそれは仕方のないことだと思う。
    確かに出費は痛い。
    だが、そうしなければいつ日本が終焉の時を迎えるかわかったものではない。

    政治家も、官僚も、マスコミも、そして有権者も考えなければいけない。
    今がよければ明日はどうなってもいいのか?
    地元にハコモノを誘致するだけの政治家でいいのか?
    批判するだけの報道姿勢でいいのか?
    それがわからないほど、あなたたちは、私は、そんなに愚かなのか?

    著者の意見に全て賛同できるわけではない。
    ただ、本書から伝わってくるのは、本当にこの人は「愛国心」のある人なのだ、ということ。
    国旗や国歌をやたらと掲揚、斉唱し、他国を批判することが「愛国心」ではない。
    この国を良くするために、未来に繋ぐために何ができるのか、何をしなければならないのか、何を伝えなければいけないのか、それを考え実践することが真の「愛国心」だ。
    著者がたくさんの番組に出演するのはそういうわけなのだろう。
    自分一人じゃ変わらない、ではなく、自分一人から変わっていく、それがこれからの日本に必要なことなのだ。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.01

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