【感想】千里眼 ミドリの猿 完全版 クラシックシリーズ2

松岡圭祐 / 角川文庫
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
4
7
14
6
0
  • スーパーウーマン美由紀が活躍する千里眼シリーズ第2弾!

    松岡圭祐の千里眼シリーズ第2弾。
    美由紀がアフリカで見た、貧困と内戦の傷跡。いてもたってもいられなくなり、小さな子供を守るため、理不尽な攻撃を繰り返す政府軍のヘリを撃墜したことがきっかけで、なぜか中国で反日感情が高まり、あわや会戦の危機という状況に。一方、精神疾患の患者が見たというミドリの猿。これらの一見なんの関わりもなさそうな事柄が、やがて複雑に絡み合い、世界を裏で動かそうとしている組織と接触することになる。
    第1弾で驚異的な能力により、日本の危機を救った岬美由紀が、今度は日本を窮地に立たせたとして糾弾される羽目になる。言いがかりのような理由で開戦を迫る中国。これらの裏で暗躍する組織。これまで以上にスケールの大きなストーリーが、次から次へとスピーディに展開していく。
    作者の別シリーズ「催眠」で主役として出てきた「嵯峨」が美由紀と行動を共にするなど、クロスオーバーな展開も用意され、ファン心理をくすぐる。一方、物語は美由紀がとらわれのまま第3弾へと続いていくことになり、消化不良感も持たせながら続編へ引き継いでいく。このあたり、古くは「スター・ウォーズ帝国の逆襲」でハン・ソロが捕まったままになるのに似ていなくもない。
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    投稿日:2013.10.20

ブクログレビュー

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  • pbh23864

    pbh23864

    主人公サイドを盛り上げる簡単な方法は二つ。

    主人公を魅力的にするか。

    敵対勢力を徹底した悪にするか。

    今回は後者となる。こんなことねぇよ、といいたくなりそうなくらい用意周到な方々。
    相変わらず主人公は超人だし。
    唯一の良心、嵯峨の見せ場は殆ど無い。

    前作よりも更にスケールはアップしている。確実に
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    投稿日:2022.08.28

  • ありんこゆういち

    ありんこゆういち

    あらすじ
    きみも緑色の猿を見たのかい? 嵯峨敏也にそう聞かれ運命が狂い始めた女子高生。彼は敵か味方か? 中国との戦争突入を阻止すべくメフィスト・コンサルティングにの罠に立ち向かう美由紀の活躍を全面改稿で描く!続きを読む

    投稿日:2019.11.05

  • jinma46

    jinma46

    このレビューはネタバレを含みます

    クラシックシリーズに突入です。
    元々小学館版の方は読んでおらず、現角川の千里眼シリーズから読み出している私にとってはようやく友里佐知子絡みの話が見えてきて若干スッキリしました。
    また、どうにも角川シリーズの過激すぎる主人公の行動パターンもこのクラシック版では突拍子なさが少し抑えられてちょうどいい感じかもしれません。
    嵯峨君の人となりがイマイチ掴めなかった角川シリーズですが(催眠も読んでいないので)こちらのクラシックシリーズから読めば良いのかとも思う。であれば発刊順序がおかしい気もするけど

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.05.05

  • 2006takahiro

    2006takahiro

    きみも緑色の猿を見たのかい?嵯峨敏也と名乗る男にそう聞かれた瞬間から、女子高生の知美の存在は周囲から認識されず、母親からも拒絶されてしまう。彼は敵か味方か?折しも国内では岬美由紀のある行動が原因で中国との全面戦争突入のタイムリミットが迫っていた。公安に追われながらメフィスト・コンサルティングに立ち向かう美由紀の活躍。続きを読む

    投稿日:2018.06.07

  • おにけん

    おにけん

    このレビューはネタバレを含みます

    内戦が続くあるアフリカの国に、ODAを援助するかどうかその国に大臣に随行する形で訪れた岬。そこである事件が起き、岬の活躍で死傷者は出さずにことを収めるのだが、その事件が中国の反感を買い、日本に対して宣戦布告をするというとんでもない話の筋。話はハリウッド映画を見ているような感じで、何とも面食らってしまう感じでの読了。岬が捕まったままでどう自体は終息するのか?。同僚の嵯峨の行動がカギとなりそう。ともかくこのシリーズは細かいことは考えずに読むのがよさそうなので、続きも読んでいきたいと思う。

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    投稿日:2017.06.23

  • anri0912

    anri0912

    息抜き本。
    千里眼シリーズ第二弾。

    話がどんどん大きくなってきて、アメリカ映画を見ているみたい。
    いやいや、美由紀やりすぎでしょ!と思うところも多々ありましたが、まぁアリでしょうか。

    人の顔の動きで考えている事が分かったり、嘘がバレてしまうなんて何だか生きにくそう。
    友達にはなりたくないタイプ。
    続きを読む

    投稿日:2016.10.16

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