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大崎善生 / 角川文庫 (61件のレビュー)
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総合評価:
權兵衛
2
泣ける小説として盛名を馳せる著者
泣ける小説として盛名を馳せる著者の短編集です。 長編3部作が良く知られていますが、私は短編集の方が気に入っています。 短編だと、「ここで泣かせてやるぞ」的な仕掛けが見えにくいからです。 泣ける話よりも…、切ない短編ほうが長く心に残る気がします。賛同して頂けたら、是非。続きを読む
投稿日:2013.09.26
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ナチ_コチ_ショチ
大崎氏の感性や透明感は発揮されているが、内容に賛否両論ありそうな短編集
“パイロットフィッシュ”や“アジアンタムブルー”を読んで無条件に良いと思う人たちでも、賛否が分かれそうな5作の短編集。5作のうち3作が女性を一人称として書かれているが、いくら大崎氏の感性が優しいといっ…ても、女性の側から書くのは難しいと感じる。それでも、『八月の傾斜』と『ソウルゲージ』はお勧め。表題の『孤独か、それに等しいもの』は最後にポッと温かく終わるところが良い。続きを読む
投稿日:2014.10.08
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Anony
感想 独りで生きる。言葉にすればそれだけだがあまりにも辛く重い営み。自分から救いを求めなければ永遠に囚われる。それなら。惨めでも勇気を出す。
投稿日:2023.03.02
munyanyan
濃紺の世界から淡い水色へ。 その一編一編にグラデーションを強く感じる。 黒から白へ、ではなく。 重いけれどちゃんと希望が用意されているから安心して読めた。
投稿日:2020.05.09
a0061878
このレビューはネタバレを含みます
タイトルが素敵だったので。短編5つ。親や妹などの死が主人公たちを苦しめる。①ピアスの穴を開けると大切なものを失う。干しぶどうの数くらいセックスをしよう。②だらだらとこの坂道を下っていこう。二人で一緒に。③双子の妹・茜をも一緒に受け入れてくれる彼氏。④島での読書会。海岸でのロシアンルーレットごっこ。⑤母は恋人とダイナマイトで心中した。輝くダイヤモンドダスト。
投稿日:2016.01.04
hosinotuki
短編集5編 どれもが自分の存在を深く感じる,あるいは自分を持て余す状態で鬱的に悩む小編.人間の根源に関わる寂しさのようなものを描いているのだろうか.
投稿日:2015.11.24
unoke5833
2003年、2004年に書かれた5つの中篇。 表題の作品は、私、藍と妹、茜の双子姉妹の話。 「孤独を感じたことがない、という孤独をどれくらいの人が理解してくれるのだろうか。それこそが底の見えな…い黒い沼のように暗く恐ろしい深みであることを。」 という書き出しで始まるこの話は、藍がもう一人の自分である茜と、他者である茜との間で、自分の立つ所を見つけ出していく話だと思った。 スポーツ選手としての茜が交通事故でアキレス腱を切ってから、無残に荒れていくことに何も力になれず、彼女の交通事故死で突然の別れを迎えてしまう。 家族は、茜は最初からいなかったことにしようと決める。藍もそれを守って、東京に就職で一人暮らしをはじめるのだが、そのことが、藍の精神を狂わせてしまう。 彼女は自殺しようとするのだが、それを救ったのは、鏡に映った茜の姿だった。 そして、この妹といっしょに自分の側にいてくれる男性とめぐりあうラストは、とても明るく、気持ちがいい。続きを読む
投稿日:2015.04.17
tosyutosyu
ストーリーの中に入り込みにくい作品だった。 ただ『だらだらとこの坂道・・・』は、話の終盤がカラッとしていて救われた。 『ソウルケージ』も良かった。
投稿日:2014.08.08
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