【感想】何でも見てやろう 【小田実全集】

小田実 / 小田実全集
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • 見上げる存在としてのアメリカ

    フルブライト留学生としてアメリカへ渡った著者が、その帰り道にヨーロッパとアジアとを渡って帰ってきた際の旅行記。1960年あたりが舞台なので、当時のアメリカが傑出した先進国だったことが、端々からうかがい知れます。
    前半のアメリカやヨーロッパの部分は、ややお気楽なムードが漂うのですが、中東に入ってからは、一転して重い雰囲気に。「貧困」という大きなテーマを、著者が苦悩しながら解釈していく姿こそ、この本の最も重要な部分であり、厚い本を脱落せずに最後まで読んだご褒美とも言えます。
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    投稿日:2013.09.25

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