【感想】岳-ガク-

涌井学, 石塚真一 / 小学館文庫
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
2
9
4
0
0
  • 山好きには…

    山が好きな人には
    たまらないでしょうね。
    山がどうでもいい人にも
    ヒューマンドラマが
    そこそこ楽しめます。
    どの作品でもそうですが
    映画より、本の方が
    断然面白いですね。

    投稿日:2013.11.10

ブクログレビュー

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  • じゅう

    じゅう

    「涌井学」が映画化作品をノベライズ化した作品『岳-ガク-』を読みました。
    岳-ガク-

    「瓜生卓造」の『大岩壁』、「アル・アルヴァレズ」の『山男にみる生き方の研究―あるクライマーの肖像』、「栗城史多」の『一歩を越える勇気』に続き、山岳関係の作品です。

    -----story-------------
    全国公開映画の完全ノベライズ

    世界中の山を登り、山の楽しさ、厳しさ、美しさを知り尽くした男「島崎三歩」。
    彼はいま日本アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアを続けていた。
    ひとたび要救助者ありの連絡が入ると、「三歩」はすぐに現場にかけつけ、事も無げに遭難者の命を救う。
    そんな「三歩」が暮らす山に、北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの「久美」がやってくる。
    「久美」は、山岳救助隊の隊長や「三歩」の指導の下、厳しい訓練を着実にこなしていく。
    しかし、実際の救助となると、自らの未熟さや大自然の脅威が重なって、ままならない日々が続く。
    そんな打ちひしがれ自信を失くしつつあった「久美」の前に、多重遭難が発生。
    救助に向かった「久美」の前に立ちはだかるのは、想像を絶する冬山の脅威だった。
    -----------------------

    山岳小説って、通常、登山者の立場で描かれているんですが、、、

    本作品は、珍しく、遭難した登山者を救助する立場(山岳救助隊や山岳救助ボランティア)から描いた作品です。

     ■第0歩 山の男
     ■第1歩 ナオタと山
     ■第2歩 久美と山
     ■第3歩 三歩と山
     ■第4歩 みんなの山

    原作の漫画は読んだことないし、映画化された作品も観たことがないのですが… 巧くまとまっているし、要所要所でドラマティックな場面や山の魅力を感じられる場面が織り込んであり、読みやすくて、感動できる作品に仕上がっていましたね。

    山の楽しさや厳しさだけでなく、山岳事故や遭難の恐ろしさを改めて感じるとともに、救助を行う山岳救助隊や山岳救助ボランティアの苦労や苦悩、ジレンマ、献身的な活動内容等を知ることができた作品、、、

    山って、なめちゃいけないし、キチンとした計画や季節や行程に合った服装や装備が必要なことを痛感しました… あまり難しく考えすぎちゃいけないと思いますが、最低限のスキルや準備は必要ですよね。

    「三歩」の言葉の受け売りですが… 山にゴミと命は捨てちゃダメですから。

    原作の漫画(全18巻)の方が充実した内容のようなので、一度、読んでみたいなぁ… と思います。
    続きを読む

    投稿日:2022.10.03

  • たま

    たま

    何回も読みました!

    山に捨ててはいけないもの…
    感動しました。

    これは読んだ方がいいです^ - ^

    投稿日:2014.02.06

  • j142096j83

    j142096j83

    山岳救助隊にはいった椎名くみが山の厳しさと、人命救助にどう相対していくかを学ぶ話。島崎三歩というやまの達人がすごい人だった。人命救助にあたっては、時として自分の命と引き換えに相手の命を救おうとする場面もあるが、その是非について主人公が思い悩む姿に共感した。続きを読む

    投稿日:2012.08.24

  • amann

    amann

    読んだ。

    小栗旬、長澤まさみ主演の映画のノベライズ。
    映画は見てなく、想像してた展開とは違った。

    山岳救助隊一年生椎名久美のストーリーが軸に話は動く
    山岳救助となにか。救命とは何か。
    自分の理想と現実のギャップ。

    いろいろな困難にあたりながら山岳救助の理想を築く姿がかっこいい

    三歩がいつも笑っていた意味とは?
    映画の予告編と三歩のイメージが一番違ったな
    続きを読む

    投稿日:2012.06.23

  • jam4623

    jam4623

    通院の暇つぶしに買った文庫。漫画も映画化もされているようだ。
    山岳救助隊の入隊したヒロインが経験を積みながら成長していく姿が軽快且つ感動的に描かれており、同じ境地の身として感情移入していった。「頑張れ!久美!」と。常識の一切通じない冬山の恐ろしさ、山岳救助の過酷さがよくわかった。続きを読む

    投稿日:2012.03.30

  • reddoragon074

    reddoragon074

    すごく感動した。主人公の人格と寛容さ。ヒロインの真っ直ぐな愚直さ。人を助けたいという使命感による周りとの衝突。それをこの頁数で描き切る作者の筆力は凄い。敬服する。とともに畏敬の念を禁じ得る良書だと想います。続きを読む

    投稿日:2012.01.22

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