【感想】金田一少年の事件簿 File(2)

天樹征丸, 金成陽三郎, さとうふみや / 週刊少年マガジン
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
2
1
5
0
1
  • 名推理

    トリックも実によく出来ており、金田一の名推理にも、毎回驚かされる。リアリティも抜群。「じっちゃんの名にかけて‼」「謎はすべて解けた!」というセリフよくマネしてました(笑)

    投稿日:2015.05.04

  • 金田一らしい不気味な事件

    ドラマにもなっていたと思うのですが、各館にあるミイラが妙にリアルで、そんなミイラを傍に置き続けている村の人々も不気味です。

    そして、金田一がこの村に行くきっかけとなった元同級生の若葉ちゃんが、すごくかわいいです!
    先生との密会写真を撮られて若葉ちゃんは学校をやめてしまい、村に帰って別の人と結婚することになるんです。
    それで、金田一はその先生も連れて彼女の結婚式に行くんですよね。
    それだけでも切ないのに、金田一なので当然事件に巻き込まれてさらに大変なことになります。

    この結末も涙なしでは読めないものになっています……
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    投稿日:2016.12.16

ブクログレビュー

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  • すー

    すー

    このレビューはネタバレを含みます

    館の人々が身体の一部を切り取られている死体で発見される残酷さよりも、金田一がミイラのトリックを説明するために人形を切り刻んでいたシーンの方が、無表情な人形の不気味さも相まって印象に残っています…。
    復讐のために何人もの人間をなんのためらいもなく殺してしまう犯人の神経はちょっと理解できないですね…。金田一史上でも最大級の殺害人数の事件なのでは…?

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    投稿日:2023.05.12

  • まっしべ

    まっしべ

    このレビューはネタバレを含みます

    冒頭に編集部からの注意書きが掲載されるという異例の始まり方。メイントリックには元ネタがあるという事らしい。

    ※以下、犯人の名前にも触れて感想を書いています。

    まずはともかく青森県警ナイスファイト!
    ずっと「俵田刑事」呼びだった金田一も、難事件・大火災からの生還を経て最終的に「俵田のオッサン」呼びに変化したのが小憎い。

    まだ全話読んだわけではないけれど、小田切進(六星竜一)は恐らく犯人中でも屈指のフィジカル的強さを備えた男。「母さんはこの日のためにさまざまな殺人術を俺に仕込んだ」(p204)という事だがそれにしたって器用すぎる。〈④〉で捜査撹乱のために教会屋根上の十字架に細工を施し上手いこと落っことしたくだりも、あれ一歩間違えたら金田一死亡・もしくは自らも負傷する事態になっていたのでは。そもそもあんな綺麗な向きで十字架を落とすには結構なピタゴラ的工夫が必要だったのでは。

    そもそも不動高校赴任直前に六星により殺害されてしまうとばっちりを食らった’本物の’小田切進が全くもって不憫。というかそんなあっという間に全身白骨化するものなんだろうか。というか容姿が全く違う六星がそんないとも簡単になりすませるものなんだろうか。前もって何らかのやり取りで顔や声くらい学校側も把握するよね?

    ’首無し花嫁’の一連のトリックも、霧子の血液が最後の最後まで検出されなかった謎が腑に落ちない。し、烏の羽根が見落とされていたのも県警鑑識の完全なる不手際としか言いようが無い。

    エリザベート・バートリーもとい五塔夫人の余罪も気になるところ。何気に彼女も相当やばい人。右肩口から左脇腹までバッサリ切断するって六星さんめちゃくちゃ大変だったのでは(霧子のもだけど)。

    兜礼二も屋敷内(というかリビング)に死体があったらさすがに異臭とかでもっと早く気付くだろうに。

    他にも、若葉と入れ替わる時に霧子がゴネたらどうしたんだとか色々と突っ込みどころが目立つドタバタした殺人計画だったけど、勢いは感じられました。


    21刷
    2023.3.22

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    投稿日:2023.03.22

  • umeboshionigiri

    umeboshionigiri

    ちょうど占星術殺人事件を最近読んでいたので、ドキドキしながら読んだ。
    占星術殺人事件と同じトリックでも設定や他のトリックが巧妙で面白かった。
    もう一度占星術殺人事件も読み返したい。

    投稿日:2021.08.19

  • カーレッジ

    カーレッジ

    このレビューはネタバレを含みます

    殺人マシーンとして育てられた六星竜一の境遇には哀れみを覚える。親が自身の抱える不幸を子供に受け継がせるのは個人的には虫酸が走るもので、不幸だったからこそ、それは自分の代で終わらせ、子供には幸せな人生を送らせてやるのが親としては筋ではないだろうか。
    しかし、若葉と出会ったことで、ほんの少しでも六星に人の心が芽生えていたことが彼の人生におけるせめてもの救いだったことだろう。特に、一貫して一人称に「僕」を使っていた小田切が、若葉の司法解剖に抗議するときだけ、「俺」となっていた点は細かいながら六星の本音が漏れ出ていたのだと思う。
    それでも、見ようによっては、手にかけるべき人を図らずも心から愛してしまう運命になったのは残酷であると言えよう。終盤で、金田一の非難に対して、若葉の悪態をつきながらも涙を禁じえなかった彼の姿がその残酷さを物語っている。
    一読では全体の猟奇性や怪奇性に圧倒されるが、具にコマを見直してみると、そのパンチの利いたストーリーの中に細やかな心情表現が散りばめられている。例えば、風祭の微妙な、無理矢理言葉にするのであれば「老成した」雰囲気は、終盤に全ての事情が判明すると、むべなるかなと思えるようになる。
    金田一の切なさには毎回心を打たれる。

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    投稿日:2021.03.11

  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    このレビューはネタバレを含みます

    【あらすじ】
    六角村の呪われた過去・異人館村殺人事件。奇妙な館が数多くある六角村。それぞれの館には、体の一部が欠けたミイラが祀られているという。不吉な空気が漂うこの村で、猟奇的な連続殺人事件が発生する。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

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    投稿日:2020.09.13

  • hige0519

    hige0519

    【異人館村殺人事件】収録。
    盗作で有名な作品です。オマージュと言う人もいますが、ミスリードまでも同じなので言い逃れは出来ないと思います。
    トリック以外で言うと、金田一は校長とPTA会長の密会を秘密にしておくと約束しながら、犯人告発の時に堂々と晒していたので思いっきりツッコミを入れてやりました(笑)続きを読む

    投稿日:2014.02.06

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