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浅田次郎 / 集英社文庫 (168件のレビュー)
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総合評価:
みか
厳寒なのにあたたかい
しつこい原稿催促をする編集者から、ヤクザの叔父がオーナーの通称プリズンホテルへやっとのことで逃げてきた小説家の木戸。すっかり奴隷と化している恋人清子も一緒だ。 それでなくてもいわくつきのホテルには、深…い雪の季節に訪れる客などほとんどいない。 ところが、この木戸先生は、どうやらお客を呼び込む不思議な力があるらしい。 今回同宿するのは、自分の患者を安楽死させた医者と、救命救急センターのベテラン看護師。いじめに耐えかね自殺しようと冬山へ入った中学生と、その中学生を偶然助けた超有名アルピニスト。 そして、木戸が逃げ込んだ先を執念でつきとめた編集者。 雪に閉ざされたロケーションということもあるのか、1作、2作と比べるとスピード感には劣るものの、心にしみるお話になっております。 偏屈で暴力的な木戸先生が、少しずついい人になってきちゃってます。続きを読む
投稿日:2014.07.13
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人生いろいろ
3巻目に入って、ますます濃いキャラクターが多数登場します。 ハチャメチャなキャラクターにストーリーなんだけど しみじみとやさしい物語
投稿日:2015.04.14
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daidaddy
2024.3.15 どうしようもない孝ちゃんがどんどん好きになってしまう。 隙間時間にブワッと読んだけど、行間に魅力がたくさんある本なのが分かる。 何度も読む事になると思います。
投稿日:2024.03.16
ニャンちって
プリズンホテルの面々は相変わらずドタバタでほっこりするし今回のお客もまた色々あるしで楽しめた。 次は最終巻の春へ!
投稿日:2024.03.15
sonica00
前二作はホテルでドタバタだったけれど、この冬はドタバタしてきた人たちがホテルに集い、内面の葛藤に向き合う、そんな話だった。 アルピニストの本もいくつか読んだからか、氷壁に向かう登山家の逞しさ、潔さが眩…しい。 服部シェフのリゾットと板長の雑炊、食べたいなあ。続きを読む
投稿日:2023.09.05
ウーロン茶
このレビューはネタバレを含みます
プリズンホテルはやっぱり面白い。 季節は冬だが、一番人間の血の温かさみたいなものが伝わってきたような気がする。 終盤清子をめぐっての葛藤は本当にハラハラした、、、
投稿日:2022.10.02
kissarmy0814
浅田先生は文章がうまいので好きな作家のひとりです。このシリーズも好きでした。しかし、今作はなぜかピンと来ませんでした。理由は自分でもわかりません。少し尻切れトンボ感があるからか、読後感が今一つでした。…生意気かつ情緒できないな感想で申し訳ありません。続きを読む
投稿日:2022.09.22
おさるさん
はぁ、面白い。 相変わらず軽快。 3巻目ですが、どんどん軽快さが増していくような。 今回のテーマは命かな。 それぞれが捉える命の物語があって、生きるということの意味を考えるきっかけにもなるような気がします。 しかし、木戸孝之介はほんとに… 甘えるな!と言いたくなるけれども、毎回このプリズンホテルで少しずつ10歳から成長してきているのも見どころかもしれません。
投稿日:2022.06.18
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