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奥野修司 / 文春文庫 (95件のレビュー)
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総合評価:
崩紫サロメ
5
あくまでも一つのケースと受けとめる必要が・・・
人の命を奪っておきながら、過去を”リセット”し、弁護士になった元少年。 問題はどんな弁護士になったかである。人の苦しみに寄り添い、同じような犯罪が起こらないように尽力しているのでは・・・。 そんな期待…は見事に裏切られた。 あまりにも悲しい、怒りのやり場のない話である。 が、気をつけなければならないことがある。 あくまでもそれは「この」元少年の話である。 すべての犯罪者がこうなるというわけではない。 一つのケースとして、この本の出版は意義深いが、他の加害者まで類型化されてしまうことが恐ろしい。 読後、冷静に受け止める必要があるだろう。 永山則夫『無知の涙』などと併せて読んでみるといいかもしれない。続きを読む
投稿日:2014.07.17
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九州男児
ノンフィクション(意外)だったとは…
酒鬼薔薇事件はもちろん知って いたが、それより28年も前に こんな事件があり、その後も被害者 遺族の悲惨な人生があったなんて 驚き。 文章としては、同じ内容を反芻 させられるような部分…が多く若干 読みにくい。 しかしながら本としては、 取り上げられた内容の重さゆえに とても興味深いものだった。 いつも思うが少年犯罪の加害者側 を守り過ぎる法律って、いい加減で 変えていいと思うんだけどな。 戦後、日本に少年法のベースを 作った米国は、とっくに厳罰化 してるってのに。 いたたまれない気持ちになる本だった。 ノンフィクションだとは思って なかったしな。続きを読む
投稿日:2017.09.30
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りょこぴん
いろんな人間関係(犯人と家族、両親と娘、記者と家族)が一つ一つすごく生々しく書かれている。 犯人を恨みはじめたらおわりというような感覚は、分かるようできっと遺族の方にしか分からないんだろうな
投稿日:2023.12.30
planets13
まだまだ被害者保護意識の薄い時に、家族というものが崩壊寸前で持ちこたえたのは奇跡的ではないか。犯人 A についてはその実像が見えずフェアとは言えないものの、被害者家族の現実だけでもショッキング。「心の…ナイフ」を持ち続けているのが、被害者というのは気の毒でならない。続きを読む
投稿日:2023.12.24
おでこでこ
被害者遺族の話。加害者が国から保護を受け前科もつかず普通に生きていて、被害者家族がずっと苦しめられる。心が痛くなって、ところどころ休憩をしながらでないと読めなかった。
投稿日:2023.10.24
豆大福
ノンフィクションの話なので最後はすっきり終わらないのは分かっていたけど、やっぱりもやっとする。 また、途中の被害者の親族の生い立ちや事件後の話が長い。 加害者側の生い立ちや、事件後の話、事件での心情な…どを知りたかった。続きを読む
投稿日:2023.07.07
ゆり
被害者遺族の話で、思ったのとちょっと違うなと感じ、なかなか読み進められませんでした。もう少し迫力のある内容かと思いましたが被害者側の淡々とした内容が多すぎるし、つまらなかった。
投稿日:2023.03.14
海老ピラフworld
犯罪によって不条理に子供の命を奪われてしまったその遺族はどのような思いで暮らしているのか。遺族の取材をもとに記された本。加害者や世間にとっては一瞬でも被害者の家族はめちゃくちゃになり一生消えない傷を残…す。読んでて暗くなる二度と読みたくない。続きを読む
投稿日:2023.02.28
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