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眉村卓 / 創元SF文庫 (7件のレビュー)
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総合評価:
わせみかん。
2
伏線の回収が秀逸の一言に尽きます。
星雲賞受賞作の中には、こういう秀逸な作品があるので読むのをやめられません。 主人公のマセ司政官が、植民者たちを新星に移動させるために四苦八苦するストーリーです。司政官の権威が過去の物となってしまった時…代、言うことを聞かない植民者たちに対して、マセ司政官がロボット官僚を駆使してあの手この手を使いながらオペレーションを進めていくストーリーそれ自体が面白いです。 そして、私は本作のハイライトは下巻のお遊びの司政功労賞授与式にあると思います。これだけ見事なドラマを展開されると、それを支える構成の精緻さに思わず震えました。続きを読む
投稿日:2014.02.04
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消息子
『司政官』シリーズの第1長編『消滅の光輪』。『SFマガジン』連載後、早川書房で1巻の単行本として出版されたあと、ハルキ文庫から三分冊で出ていたが、絶版となっていたもの。東京創元社から、二分冊での登場…である。 『SFマガジン』への連載の終了が30年前。最初は短めの長編くらいに考えていたらしく、「前編」「中編」……と連載が始まって、いつしか連載第何回になったという経緯は、今回のあとがきに書いてあるが、当時連載を待ち遠しく読んだことが懐かしい。単行本化されて再読しても面白かったが、30年して読んでもやはり面白い。 司政制度の衰退した時代、惑星ラグザーン。司政官マセは新任司政官として赴任する。その使命は避難。惑星規模の避難である。ラグザーンの恒星が新星化するという証拠をつかんだ連邦が、その前にラグザーンの植民者と先住民ラグザーハの他の惑星への移住を指揮するようにマセに命じたのである。 さてそこで司政制度の衰退した時代という設定が障害として生きてくる。「消滅の光輪」とは新星化して消えゆくラグザーンの太陽を示すとともに、後光の消えた司政官をも意味しているのであろう。権威が落ちつつある司政官にそのような大事業ができるのか。続きを読む
投稿日:2016.02.08
にゃん子
司政官シリーズにはまってまして。東創ありがとうみたいな(笑)究極の頭脳戦だなと。マセ大丈夫?となってしまいます。まあ、一番手強いのは人間だよね…。
投稿日:2013.12.19
miki kisaragi
司政官シリーズ 眉村氏の代表作の一つ。 SFの色という点では、司政官シリーズの中で一番鮮やかな作品だと思う。
投稿日:2013.11.02
のり
市政官シリーズの長編です。シリーズの最高作とありますが、確かに面白いです。単行本は1979年に出版されています、今回再々の文庫本です。30年前に書かれたお話ですが全然古さを感じさせません。文庫化してく…れた東京創元社に感謝です続きを読む
投稿日:2011.12.17
yasumasa2
眉村卓の司政官シリーズの代表作品。植民地ラグーンでは、人類と瓜二つのの温和な先住民と地球人入居者が住み分けて暮らしていた。そこに新任司政官マセ・PPKA4・ユキオが赴任。ロボット官僚をを使って統治を始…める。ところがこの星の太陽が超新星化することがわかり、住民を別の惑星に退避させることになる。住民や進出企業等の複雑な思惑の中で、大事業に取り掛かる。続きを読む
投稿日:2010.10.29
むしちゃん
初読は勢いで 再読はマセに突っ込み入れまくりながら読む。 上巻は新人マセ大プロジェクトに頑張るの巻。
投稿日:2009.08.10
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