性のタブーのない日本
橋本治(著)
/集英社新書
作品情報
「目が合う」ということと「セックスをする」ということの間に大きな一線がなかった古代。「優雅な恋物語の世界」と思われがちな平安時代ですら、文学や絵巻物からは、強烈な「人間生理」とともに世界を認識していた日本人の姿が浮かび上がる。歌舞伎や浄瑠璃の洗練されたエロチック表現や、喜多川歌麿の錦絵に見られる独特な肉体観など、世界に類を見ない、性をめぐる日本の高度な文化はいかに生まれたのか? 西洋的なタブーとは異なる、国民の間で自然発生的に理解されていた「モラル」から紐解く、驚天動地の日本文化論。【目次】タブーはないが、モラルはある Introduction――現代の日本に性表現のタブーはあるのか?/第一章 それは「生理的なこと」だからしょうがない/第二章 「FUCK」という語のない文化/第三章 男の時代 ※カラー口絵は未収録となります。
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商品情報
- シリーズ
- 性のタブーのない日本
- 著者
- 橋本治
- 出版社
- 集英社
- 掲載誌・レーベル
- 集英社新書
- 書籍発売日
- 2015.11.22
- Reader Store発売日
- 2016.02.19
- ファイルサイズ
- 0.3MB
- ページ数
- 248ページ
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この作品のレビュー
平均 3.7 (11件のレビュー)
-
日本人は性におおらかだと思う
タブーはないがモラルはある
恥の文化が熟成されていく過程である
古代において子孫繁栄は願いであった
性が生理生活だった
政治組織が出来上がり直接表現する時代になっていく…
言葉の解釈表現が現代的でわかりやすい続きを読む投稿日:2016.05.24
このレビューはネタバレを含みます
橋本治さんの新刊が出ていたので買ってみた。
レビューの続きを読む
氏の桃尻誤訳枕草子(何故か上巻のみ)を昔母が所持しており、こっそり読んで面白かった記憶があったのだ。
日本の文化史における性表現について、古事記や源氏物語…、葉隠などの有名作品や平安~江戸時代の文化を取り上げながら、自由に語られる。
時折当時と現代を比べて現代女性への皮肉が随所に見られるが(笑)
大和撫子がおしとやかなのは武士の時代になってかららしい、まあ日本に限らず女性が皆おとなしく貞淑だと思うのは間違いである。
おっぱいは子供が吸うもので昔の成人男性はおっぱいに特別性的な意味を持たない…“見る刺激”ではあっても揉んだりしゃぶったりする“性愛の具”ではない、という説には少々疑問。
"あぶな絵"には描かれていた=性的な目で見ていた、ということはやはり行為の時に揉んだり吸ったりしたくならないものだろうか?(我ながら何を書いているんだ)
昔は男色が盛んだった事情には大変合点がいった。
まさか肉体関係を結ぶことで人間関係の結びつきを強くするとは。(でもその感覚はわからなくもない。)
女性との恋愛は和歌送ったりセンスが必要だったりでめんどくさい。
さらに当時は男色を変な目で見る人も少なかった。
平成末期~令和になってやっとこさLGBTが世間の知るところとなってきたが、そういった意味では昔の方が多様性があったのだろうか。
---22P.“猥褻”という規定は“それを猥褻と感じるかどうか”によって作動するから感じる人間、時代状況次第で“猥褻かどうか”は揺れ動く。---
そういえばSNS上で二次元女性の性表現が度々炎上するが、そこに怒りを感じる人の気持ちが私にはわからない。(だって絵だし。でも、共感はできないけど、自分が発信者となる際は配慮すべきだと気を付けなければ。)
炎上対象の表現物を見ても、自分には全く性的に思えないものも多いのだ。
しかし“慣れたら感じない”とも著者。
10代の頃、エロにとても近いところにいた経験があるからすっかり慣れてしまっているのだろうな。続きを読む投稿日:2024.04.18
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