Reader Store
小説

さむらいの本懐

あらすじ

幕末の世に大仕事をしながら、将軍慶喜からも疎まれ罵倒された勝海舟、一介の流人あがりにもかかわらず東国武士に担ぎ上げられ鎌倉に幕府を開いた源頼朝などなど、人の褒貶は棺を蓋うてもなおなお定まらない。永い時の流れを経てみれば勝者も敗者もみなひとしく美しく懐しい。遺るのはただ、男の美学の存否のみ、その尺度で測られることこそが「さむらいの本懐」だろう。円熟の史眼で転変を凝視する巨匠の小説と随想集。歴史を読む醍醐味はこの一冊に凝集される。

新刊通知

この作品のレビュー

1件)
0
0
0
0
0

作品情報

掲載誌・レーベル
:
出版社
:
Reader Store発売日
:
2011.12.16
書誌発売日
:
1988.04.10
ページ数
:
294ページ
ファイルサイズ
:
0.9MB