無花果-いちじく-
イケスミチエコ
無花果-いちじく-
1943年(昭和18年)、東京・山の手の名家である水野家に嫁いできた八重子。夫である水野家の一人息子・年男は詩集の出版を夢見て、日々文学の勉強に明け暮れていた。しかし年男の父は海軍軍人であり、息子の出征は当然のことと考えていた。心優しく愛おしい年男には戦争に行って欲しくない。しかしある日、年男の悲しき決意を八重子は聞くことになる…。時代に翻弄され、その時代を必死に生きた女性の生き様を描いた悲劇の名作「無花果」の他、「菩提樹」、「幸せの光の中へ…」、「封印されたエアメール」の感動の3作も同時収録。・・・
主な要素
そのほかの主な要素
- 切ない
- 初恋
- 親友
- 狂気
- 親子
「無花果-いちじく-」に似た漫画10選
-
水木しげるの「幸福」にまつわる20の物語を描いた、珠玉の短編漫画集。昭和42年に刊行されて以降、誰も見たこともない作品を多数収録。コレクターにとっても目が離せない貴重な短編の数々が一堂に!
-
戦後の混乱を乗り越え、高度経済成長期を目前に日本が最も活気にあふれた時代。17歳にして『神農(テキヤ)』風祭一家の三代目となった風祭竜平が一癖も二癖もある男達と共に熱き時代を翔ける―!!昭和浪漫巨編!
-
ときに昭和20年――やけつく太陽が満州の原野をじりじりとこがしていた・・・・・・。取り残された日本軍の小隊は、絶望の淵に立たされ、国へ帰ることを渇望していたが、国境に居残りを命じられ迫りくるロシアの戦車隊に踏み潰されるのを待つのみであった。特務機関の黒木が連隊長のもとへ向かうと、そこには無残にいたぶられ捨てられた一人の女が横たわっていた。黒木とその女は旧知の仲であった・・・・・・。激動の時代を生き、明日を求めてあがいた男と女の物語を集めた、傑作劇画短編集!似ている要素
- 狂気
-
ちばてつや、23年振りの最新短編集!!
巨匠・ちばてつやの23年振りとなる短編集!
戦後の満州引き揚げを描いた「家路 1945-2003」、漫画家デビュー時に謎の体調不良にさいなまれた日々を描く「赤い虫」、トキワ荘グループとの交流のきっかけとなった”事件”を描く「トモガキ」、そして最新発表作となる、名作『のたり松太郎』誕生前夜を描いた「グレてつ」といった、2000年以降に描かれた氏の貴重な自伝的読み切り作品を、掲載当時のカラーを含め完全収録!