【感想】ザ・原発所長(下)

黒木亮 / ボイジャー
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
3
0
1
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • monta928

    monta928

    東日本大震災時に東電福島第一原発のしょちょうであった吉田氏をモデルとした物語り。

    下巻に関しては、震災に至るまでに東電内でどうした災害対策が考えられており、またどういった事情でそれが実現されたりされなかったりしたのか、また震災後の対応が、一般に公開された当時の通信内容をなぞる形で克明に記されている。

    知っているようで知らなかった、世界でも数例しかない原発の大規模事故。その内容とその瞬間現場で何が起こっていたのか、日本人として知っておくべき内容。

    また全ての行動が正しかったわけではないが、結果的に放射線物質の流出を可能な限り最小限に食い止める、東日本を焦土にしないため戦った当時の作業員には脱帽の思いである。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.26

  • なぽぽ

    なぽぽ

    背筋がヒヤッとするけど、メディアって本当に政府の言いようにしか報道されないんだなーと思った。
    現実をちゃんとありのまま伝えてくれる人達の働きに感謝しかない。

    投稿日:2023.04.22

  • asahiro

    asahiro

    『敗戦国の悲哀を噛みしめながら育った世代だから、日本が再び資源獲得戦争に踏み込んだりしないように、無限のエネルギーを産み出す高速増殖炉だとか、都会の地下室の原子炉なんかを実現しようと思ってこの世界に入ったけど、そんなのは夢のまた夢というのもわかったしなあ』
    というセリフ、なんだかやりきれない。
    続きを読む

    投稿日:2023.04.22

  • osechies

    osechies

    黒木氏の作品はたくさん読んでいるけど、読むのが最もつらかった本。下巻は東日本大震災時に福島の原発で何が起きていたのかがリアルにわかります。

    投稿日:2020.10.25

  • 海坊主

    海坊主

    福島第一原発 吉田所長の生涯を追った伝記小説。普通の家庭で育ち就職。人との関わり合いや企業人としての使命を確立し、時に組織に、時に国家に逆らいながらも己の信念と被害の回避に命を張った男の姿に感動。

    投稿日:2020.10.20

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。