【感想】抵抗の新聞人 桐生悠々

井出孫六 / 岩波現代文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • すう

    すう

    名文である。筆者の桐生悠々に対する愛情がひしひしと感じられる。
    現在でも、首相と飲食を共にする新聞社の主筆や編集委員がいるという現状を仄聞するにつけ、自分たちの大先輩に当たるとも言うべき桐生悠々が貫いたジャーナリストとしての矜持は、いったい奈辺にあるのかと情けなくなってしまう。
    それにしても、特高警察による出版物検閲や差押えの恐ろしさ。そんな時代が二度と来てはならない。たとえ少数といえども、「嵐の夜でも鳴き続ける蟋蟀」の心意気に期待したい。
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    投稿日:2023.05.10

  • ordinaryday

    ordinaryday

    なぜ、あの戦争が起きたのか興味があり、関連した書籍の中で桐生悠々の名を知った。
    1980年に発刊された本が再販になったとのことだが、文章は全く古さを感じさせない。
    本文はもとより、5男の方が特別寄稿しているが、本質を捉えていると感じる。

    解説で述べられている、悠々が果たしてたのは「義務の履行」であったと。なるほどと思ったのと同時に、その難しさを感じた。

    良書でした。
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    投稿日:2022.05.04

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