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知念実希人 / 実業之日本社文庫 (27件のレビュー)
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YUYA
『羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ』— 師匠の謎死と医療ミステリー 知念実希人氏の『羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ』は、シリーズ第15弾にして、新たな展開を迎える一作です。本作では、天才医師・…天久鷹央が、自らの師である御子神氷魚の不可解な死に直面します。師匠の死に隠された真実を解明するため、鷹央は医療の現場で推理を展開していきます。 この物語は、師弟の絆と医療現場のリアルを組み合わせ、読者にスリリングな医療ミステリーを提供します。特に、鷹央と彼女の部下であるコトリとの関係が深まり、二人のコンビネーションが事件解決の鍵を握る場面は見どころの一つです。一方で、常連キャラクターである鴻ノ池の出番が少ないのはファンにとっては少し物足りないかもしれません。 このシリーズがテレビアニメ化されることも発表されており、その動向がさらに期待を集めています。アニメ化によって、鷹央のキャラクターや医療ミステリーの魅力が新たなファンにも伝わることでしょう。 『羅針盤の殺意』は、医療ミステリーとしての魅力とともに、人間ドラマの深さも感じさせる作品です。シリーズを追い続けるファンはもちろん、新しくこのシリーズに触れる読者にとっても、引き込まれること間違いなしです。次回作とアニメの両方に大いに期待したいと思います。続きを読む
投稿日:2024.05.07
kazuhisachiba
短編2篇と主人公の師の死を巡る中編1篇.元々ジュブナイル的な立ち位置なので,師を物語に登場させる必然性は感じられないが,突っ込むほどのものでもない.
まっちゃん
羅針盤の殺意という題名だが、3つの短編だ。短編といっても布石が入っている。遺された挑戦状に導かれている。そういった意味で「羅針盤」なのだろう。 禁断の果実では、鷹央が硝子の塔の殺人や十角館の殺人を読…んでいるのがユニークだ。毎年2月3月に肝炎になる男子高校生、銅が関係するが、小鳥遊と鴻ノ池のやり取りで推測できるが、病名は初めて聞いた。 七色の猫はそのまんま、特殊な塗料で色を付けられた猫、何らかの病気が関係するのか・・・。 遺された挑戦状、鷹央の師匠である御子神氷魚が脳梗塞で亡くなる。自殺なのか病死なのか殺人なのか、鷹央が究明していく。そして最後には意外な結末が・・・。 医療エンターテイナーの知念実希人さんらしさが溢れた作品だった。ミステリーだけど切ない涙を誘われる。続きを読む
投稿日:2024.04.30
rdstaka22
恩師が密室で亡くなった。自殺なのか?他殺なのか?警察でも捜査が揺れる中、鷹央が真実を見つけ出す。 いつもの三人のやり取りがとても楽しい。最後には意外な事実が発覚した。
投稿日:2024.04.22
ロカ
このレビューはネタバレを含みます
続けて読ませていただきました。 今回は恩師の物語が中心でしたね。 しかし、意外にも動物好きな鷹央先生。なんかかわいかったです。 こういう人の死なない話も良いですなぁ。
投稿日:2024.04.20
masahiro884
今作の刊行後にアニメ化も発表された人気シリーズの第15弾。鷹央の師匠が亡くなり、その真相に挑むというキャラクターの背景を掘り下げられるくらい積み重ねてきた強みが発揮された一冊。そのためシリーズの中でも…屈指の人間ドラマ回であり、ミステリー部分が弱いというのはどうしてもある。個人的には『刑事コロンボ』にも『古畑任三郎』にも『相棒』にも、そして本シリーズにもたまにはそういう回があっても良い派。続きを読む
投稿日:2024.04.17
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