【感想】漂流する日本企業―どこで、なにを、間違え、迷走したのか?

伊丹敬之 / 東洋経済新報社
(3件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • まきさん

    まきさん

    自身が経営者として感じていた「株主への配分の過剰さ」を明確に説明してくれてる書籍。自分以外にも同じことを考え、発信してくれている方がいらっしゃることに感動。「投資をやめるな」「従業員主権を」というメッセージは、これからの経営者人生にとっても貴重な金言となろう。続きを読む

    投稿日:2024.04.23

  • 高岡  亮

    高岡 亮

    『日本漂流:失われた30年の経済解析』
    統計情報 ☆☆☆☆☆
    解釈   ☆☆☆☆
    未来への提言☆☆
    ーーーーーーーー
    【はじめに】
    「失われた30年」という言葉は、日本経済の長期停滞を象徴するフレーズです。しかし、その実態を正確に説明できる人は少ないでしょう。この本は、マクロ経済の視点からミクロ経済の動向を理解するための重要なインプットを提供します。

    【1;統計データの洞察】
    1975年から2021年にかけての統計データは、売上高と従業員数の年率2%弱の増加、利益率の4倍の上昇、設備投資の年率1%の増加を示しています。これらのデータは、日本経済の変遷を理解するための鍵となります。

    【2;解釈と解説】
    伊丹敬之氏は、経営学者としての深い洞察を通じて、統計データを解釈します。彼の分析は、日本企業が直面した経済的課題と、それに対する経営戦略の変化を明らかにします。

    【3; 日本経済の漂流】
    伊丹氏は、失われた30年間で日本企業が設備投資や従業員への投資を行わなかった理由を分析します。これらの経営判断が日本経済の停滞にどのように寄与したのかを考察します。

    【読み終えて】
    2024年4月現在、急激な円安という形で、資本市場で日本に対する評価が低下しています。
    マクロ経済の評価とミクロ経済(企業レベル)の評価は必ずしも一致しません。為替、日経平均とは逆の方向で、株価を上昇させている企業も多く存在します。
    今後、企業側は、マクロ経済に左右されづらい顧客基盤、業務基盤そして結果としての財務基盤の必要性が増してくるのかもしれません。
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    投稿日:2024.04.21

  • しゃおいえ

    しゃおいえ

    産業構造の転換などの要因などもあり、そのまま鵜呑みにできるわけではないけれど、提示された危機感にはうなづける。

    さて、自分はこの環境下でどうやって経営者としての器量を磨けば良いのだろう。

    投稿日:2024.03.18

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