【感想】コロナと潜水服

奥田英朗 / 光文社文庫
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • tsukasa26

    tsukasa26

    葉山御用邸近く、一色海岸から歩いて一分という奇跡的希少物件であった。 立志伝中の創業者 進取の気性に富み 悔しいくらい的を射る 孫からのテレビ電話に相合を崩し 妊娠六ヵ月の身重 父子で昼食を摂る 敦賀と東尋坊 買うのは初代フィアット・パンダである続きを読む

    投稿日:2024.05.26

  • ニセ人事課長

    ニセ人事課長

    日常に起きる不思議な出来事。ユーモアとペーソスに溢れ平易な文章でスイスイと読み進めることができた。

    ■海の家
    葉山の古民家のタケシ君。怖くない、むしろ癒しになる幽霊。助けてくれてありがとね。

    ■ファイトクラブ
    追い出し部屋に追いやられた男性たちにボクシングを教える年配の男性。丹下段平みたいだな。よくあるパターンのお話だが、後味は良い。

    ■占い師
    恋愛の悩みにアドバイスをくれる占い師。鏡子という名前が絶妙。

    ■コロナと潜水服
    コロナウイルスを感知できる5歳の息子。雨合羽を搔き集めた市長がいたのを思い出した。まだ感染者は一定数いて終わった話でもないのだが、こういう感じに語れるほどには落ち着いたのはありがたい。

    ■パンダに乗って
    赤いフィアット・パンダの不思議なナビゲーション。事情を明かすことなく互いの心情に触れあった花屋さんの場面が秀逸。ちょっぴり切ない、このお話が一番好き。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.25

  • yukenbean

    yukenbean

    奥田さんらしい不思議で心温まるストーリーが詰まっている。
    個人的には最後の「パンダに乗って」が好きだった

    投稿日:2024.05.22

  • Jon Jon

    Jon Jon

    久しぶりになる、大好きな奥田さんの5編からなる短編集。
    4話目の「コロナと潜水服」が、奥田さんらしいユーモア溢れる楽しい話しだった。けど、全体的には少し物足りなさが残る作品だった。

    投稿日:2024.05.10

  • あっきー

    あっきー

    ふんわかした心地でいたのが最後にうるっと込み上げてきた。富田くんはしほちゃんに会えたあとナビをやめた。よかったね。いい人にぱんだを引き継げて
    全体としておじさんの哀愁に満ちた感じプラス婚期を迎えたフリーアナウンサーの女性の葛藤
    完璧でない人生をまとめて後ろからズンッズンッと応援してくれてるような奥田ワールド
    続きを読む

    投稿日:2024.04.15

  • かなっぺ

    かなっぺ

    面白かったです。奥田英朗さんにはこんなファンタジーのような作品もあったんだと思いました。どれも本当なら怖い気持ちに
    なりそうなのに、温かいお話でジワリとしました。コロナと潜水服は想像したら笑えました。そして、あの時のことを思い出すと改めて嘘みたい日常だったと思いました。まだ読んでいない奥田作品を読みたいです。続きを読む

    投稿日:2024.04.14

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