【感想】肌馬の系譜

山田詠美 / 幻冬舎単行本
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
1
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5
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ブクログレビュー

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  • 陽子の本棚

    陽子の本棚

    とてもスキャンダラスな作家という
    イメージなので
    読むのに勇気がいるけど
    作品は現実社会を捉えていて
    人物描写も細かい
    人間の感情やセックスに対する
    考え方も
    時代とともに変化していることを
    感じる
    山田詠美も時代を観ながら
    描いているんだろうか
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    投稿日:2024.03.31

  • hifumi1232001jp

    hifumi1232001jp

    「たたみ、たたまれ」はすっかり騙されました。冒頭の14歳で体が小さな私を疑いもなく受け入れてしまいました。最後には14歳で体が小さな私がシンパーを超えて、ワンダーでした。

    投稿日:2024.02.11

  • あくら

    あくら

    タイトルからしてインモラルな感じが漂っている短編集。
    自分の予想を軽く超える卑猥さに動揺した。
    特に『○○天国』という題名が衝撃的で思わず二度見してしまったほど。
    だけど不思議と嫌な感じはしない。
    け透けな物語を隠れて読むのも悪くない。
    ああでも『ぼくねんじん』は結構好きだったな。
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    投稿日:2024.01.28

  • titli0917

    titli0917

    大きな声では聞こえすぎて、小さな声では聞こえない。
    誰かに共有したいけれど、誰にでも共有したいわけじゃない。
    世の中の普通と、自分の中の普通。

    ***

    読み進めていくうちに「これは山田詠美のエッセイなのでは」と錯覚させる(あとがきが余計にそうさせる)。
    あとがきにもある通り、ずっとこの調子ではなく箸休めになるような物語も挟まれているので、重苦しい雰囲気のまま読み進める…ということはなかった。途中途中自身が触れたことのないカルチャー(一定昔の音楽や映画)については調べながら読み進めた。
    ずっと手元には残さない本かもしれないけれど、山田詠美の本を手に取るたびこの本のことは思い出すだろう。
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    投稿日:2024.01.21

  • ま

    肌馬という言葉を知らなかったので、気になり読む。
    女性が抱える現代の問題のような小説は他にも読んだけど、この小説はぶっ飛んだ世界観もあって、笑えるところも多くて楽しかった。その一方で現実的な部分もあり、抉り出されて苦しくなる。

    現代の世間の常識やモラルについて、うっすらと感じていたことをはっきりと言葉にしてくれた。
    うわ!こんな設定、世界観、大丈夫!?というような話も山田詠美だから良いのかな。

    陰茎天国は世界が面白かった。女だけの世界の話は他にもあるけど、これは想像するだけで面白い。そして気持ち悪い…。

    ジョン&ジェーンは残酷で切ない。
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    投稿日:2024.01.19

  • Aaa**

    Aaa**

    「私の愛するブッタイ」が子どもを今育て生かすのに必死な私には刺さった。気持ち悪いし、一歩間違えたらこうなってしまうかもしれない様子が恐ろしくて。
    デビュー作からほとんど全て読んでるけど変わらないなー。読めばすぐ山田詠美の作品だってわかる感じが続きを読む

    投稿日:2024.01.06

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