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越智典子, にしざかひろみ / 福音館書店 (4件のレビュー)
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イチニの
完全な架空世界を舞台にしたファンタジー。ますむらひろしさんのアタゴオルシリーズのように、現実世界とは繋がりのない異世界設定なので、「物語」を読み慣れていて、なおかつ世界観が肌に合わないと、ちょっとしん…どいかも。でもはハマってしまえばとても楽しく読める話だと思います。 魚が空を飛び、土中には鳥が住む不思議な世界で空に釣り針を放り漁をする主人公、ラビントットの冒険。メインの獲物は鰹と鰯です。イカは獲物ではありません。続きを読む
投稿日:2014.03.28
typhoon516
ラビントットは鰯専門の漁師。高いところが苦手なので、大物は取れません。けれど、お得意先の村の人たちから、結婚式用に大物をと頼まれて、色々と知恵を巡らせますが… こう書くと「どういうこと?」と思います…よね。この世界では魚は空を飛んで生きているのです(ちなみに鳥は地中を泳ぎます)。こんな不思議な世界ですが、魚の生態やこの世界に生きる人々の文化が細部まで書かれていているので、その不思議な世界が読んでいると目の前に広がってきます。また、ラビントットが困った時に「手元にあるものでなんとかしよう」と考える姿、漁師としての自然への畏敬の念のようなものもまた、物語としてより深みを増しています。ちょっと小学生には難しいような気もしますが、面白い!続編にも期待です。続きを読む
投稿日:2013.05.23
bando-liblib
【蔵書案内・児童】坂東市の図書館:ファンタジー。大人でも楽しめます。小学校高学年くらいから読めそうなものがたりです。第一弾は少年ラビントットが猟師を目指すおはなし。空を飛ぶ魚をどう釣るのか。ふわふわん…とした感覚で不思議な世界に飛び込めます。続きを読む
投稿日:2013.03.16
羊さん
魚が空を飛ぶ世界の話。漁師は、山から空へ向かって釣りをする。新米の漁師ラビントットが、父親の教えを思い出しながら漁師として暮し始める。試行錯誤を繰り返し、鰯を餌に鰹をたんぽぽ釣りで釣る事を目指す。 …小人が出てきたり、なんだか不思議な世界が繰り広げられます。続巻が出るようです。続きを読む
投稿日:2012.12.17
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