【感想】地図の物語 人類は地図で何を伝えようとしてきたのか

アン・ルーニー, 井田仁康, ナショナル ジオグラフィック / 日経ナショナル ジオグラフィック
(6件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • rudolf0414

    rudolf0414

    地図とは、その時点で知ることのできる範囲をあらわしたもの。歴史が進むに連れて未踏地域がへっていき、測量や製図技術の進歩で正確さが向上していくのが面白い。

    投稿日:2023.04.13

  • naosunaya

    naosunaya

    世界のいろいろな地域、時代の地図を集めた図版集。地図が、ある場所を説明するものであると同時に、それを作った人の世界観そのものを表していることがよくわかる。
    文字通り、地図は物語を体現している。
    イスラム圏の地図は、もはや装飾作品。ペルシャ湾、紅海、地中海、黒海、カスピ海、白と青の抽象化されたデザインが美しい。もちろん上が北とは限らない。

    地図とは場所と距離を正確に表したものである、という概念自体近代西洋の産物に過ぎない、ということが実感できる本。
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    投稿日:2019.01.01

  • ととせひ

    ととせひ

    ●地図というものがどうして作られたのか、そしてどんな役割を果たしてきたのか、歴史的な地図を豊富に紹介し、解説している。

    投稿日:2018.10.29

  • 本江正茂

    本江正茂

    世界を丸ごと俯瞰して理解したいという意思の発露として、人類が作ってきた地図の数々が淡々と見開きで紹介される。どの地図も素晴らしく、見飽きることがない。

    投稿日:2018.04.17

  • danner

    danner

    類書はいくつかあるが、簡素で的を得た解説と図版の豊富さでかなりの良書と思う。
    地図は、その当時の国が持つ最先端科学技術の粋であり、国力そのものとも言える。宗教的、軍事的な思惑も絡み、その変遷を一冊で辿るのは、人類の思想的進化を見ているようにである。続きを読む

    投稿日:2016.11.06

  • sazuka

    sazuka

    ナショジオが贈る地図の本。こりゃ美味しそうだ。



    地図、といっても世界地図、国の地図のような大きなものばかりではない。初期の地図は近隣のもの、自分の集落や周囲を表している。それがだんだんと、政治的意味も持ちながら変化していく。



    マンモスの牙に刻まれた模様が地図だとすれば、2万5000年前のそれが、現存する最古の地図となる。描かれた地形は発見された場所の風景と一致するというから、地図と信じたい。



    粘土板、石碑、流木と、地図のベースとなる素材はかつてはさまざまだ。中にはビーズや貝殻を歴史上の王が通った旅路として配するルカサという地図がある。これはなんと、現代も通過儀礼で使われているという。



    布教や戦争のためにも地図は重要だ。だんだんそういう地図が多くなってくる。それはそれとして、独創的でカラフルな地図の数々を眺めるだけで、幸せな気持ち…といいたいところだけれど、むしろ、なんだか不安や焦燥にかられるんだよなあ。地図作りという大きな仕事に対する嫉妬? 過去の血生臭さの想像? とにかく地図は、地図に描かれている以上に面白い。
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    投稿日:2016.09.22

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