【感想】地球の中心までトンネルを掘る

ケヴィン・ウィルソン, 芹澤恵 / 創元推理文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • いちよう

    いちよう

    11作の短編集。最後の話では、ハゲに悩む若者が主人公だったが、アメリカ人でもハゲに悩むのかと新鮮な驚き。ハゲは世界共通のお悩みか。
    チアリーダーに仕方なく入っている少女の話も面白い。全然話した事がない同級生と、あるきっかけで急に距離が縮まる感じ(本命ではない)や、スポーツでの治安の悪さが、読んでいて面白かった。
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    投稿日:2024.03.25

  • MISERY

    MISERY

    十一編収録されている短編集。タイトルに惹かれて読んでみたけれど、表題作はもちろん、他の作品もとても魅力的で楽しかった。孤独や不安を抱えてる主人公が多く、他者との違いに悩んでいたりもするのだけれどそれを徐々に認め受け入れていく過程がいい。代理祖父母を派遣する会社で働く女性を描く「替え玉」、クイズ大会のチームメイトでモテない男子二人の魔が差した瞬間からの関係性を描く「モータルコンバット」、転校先の高校でチアリーディングを始めたペニーが12歳の男の子と交流を描く「ゴー・ファイト・ウィン」。この三編がとくに印象的で読み終わった後もたくさんの場面が残り続けている。続きを読む

    投稿日:2023.10.09

  • さと

    さと

    このレビューはネタバレを含みます

    本屋で見かけて津村記久子が帯文だったんでなんとなく買った本が、いきなり2023ベストに踊り出てきた。
    自分が普段世の中に自分に他人に感じてる不満・怒りを、より精緻な、でも魅力的な物語にしてくれてる感じ。
    特に好きだったのは「替え玉」「ツルの舞う家」「ゴー・ファイト・ウィン」。
    でも一番心に残ってるのは「今は亡き姉ハンドブック:繊細な少年のための手引き」。内容もタイトルままだが私には刺激的すぎた。

    以下「ゴー・ファイト・ウィン」の出だし1ページにあるお気に入りのフレーズ。

    そういう場合は、“ゴー”、“ファイト”、“ウィン”の三つのことばのうちのどれかひとつを適当に叫ぶことにしているのだが、それではずしたことはほとんどない。

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    投稿日:2023.08.24

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