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櫻井芳雄 / 岩波新書 (17件のレビュー)
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総合評価:
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つん
思った以上に専門的な内容でしたが、様々な事例や研究例と共に説明されるのでわかりやすくまた面白かったです。 本書で脳の機能について今わかっている事・わからない事を丁寧に解説してるからこそ最後の筆者の「脳…の機能はアンサンブルで決まる」という言葉にとても納得できました。続きを読む
投稿日:2024.04.13
reso100
脳の中でニューロン間の信号伝達が30回に1回程度しか成功していない由.従って脳はほとんど間違えていることになる.実感としては、時々間違えている感じだが.制御方法に工夫を凝らしていると想定される.記憶の…形成にはニューロン集団の同期発火が必要との解説があったが、最終的にはニューロンの感受性を増大させることが必要なようだ.とは言っても、自分自身で脳をコントロールできるわけではないので、脳内部を常に変容し続けることに大きなメリットがある由.学ぶことが多い本だった.続きを読む
投稿日:2024.03.24
年越しそば太郎
このレビューはネタバレを含みます
思っていたより専門的な内容の本だった。説明は易しく、脳科学素人でも理解しやすい。脳の正確なしくみはまだまだ解明されていない、というのが筆者の伝えたいことだと感じた。 脳のメカニズムは、現在の科学を持ってしてもほとんど解明されていない。正確無比なコンピュータと異なり、神経回路は確率的なゆらぎをもつ。ゆえに間違い、その間違いが時にひらめきを生む。 特定の部位が特定の機能をもつ、あるいはある脳機能には特定の原因物質が作用しているといった、分類という方法論では脳を正しく理解することは難しい。実際には極めて多様な働きが、多くの部位の相互作用のなかで生まれているのであり、その複雑さを無視して単純に理解しようとすれば、誤った風説を助長しかねない。
投稿日:2024.01.12
kitaura69
脳の機能やしくみがまだわかっていないことが、よく理解できた。「AIが、心を持つ日が来るのか」と考えることがあるが、そもそも心って何なのかがまだはっきりしていないのだと思う。 脳について、これまでの研究でわかっていることの中にも、実は実験条件のおかしいものがあることもわかった。 いい本でした。難しいところもあった。線を引きながら読んだので、後で読み返そう。
投稿日:2023.12.03
hifumi1232001jp
ニューロン集団の同時発火による信号伝達によりほぼ無難に毎日を過ごすことができるが、ニューロン集団の同時発火は常にゆらぎ変動しているため、たくさんのエラーの中にある確率で意外性のある答えを出すようになっ…ている。脳は出力にエラー、ゆらぎのある点において、AIに置き換えできるものとしての説明を難しく感じました。続きを読む
投稿日:2023.09.23
midoridensya
脳は、コンピュータと比べると、不完全で不確かな計算装置であると同時に、極めて複雑で多様な作用を持っている。だから、間違うとともに創造的な閃きを生むし、脳の一部が損傷したり全体が萎縮したりしても機能を代…替して通常と同じように機能する柔軟さを持っている。 こうした極めて複雑で多様で可塑性の高い脳について、単独の部位や神経伝達物質や遺伝子が何らかの機能に対応したり何らかの問題の原因として単独犯になるという、わかりやすいが誤った説明が用いられやすいが、複雑な相互作用や柔軟性の仕組みを解き明かした時、初めて脳を解明できたと言えるのであろう。そして、そう言える日はまだまだ遠い。続きを読む
投稿日:2023.09.15
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