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伊集院静 / 光文社文庫 (2件のレビュー)
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すみちゃん
忠臣蔵という話は幼い頃に祖母が見ていたドラマや テレビで放送されていた宝塚歌劇、12月になると放送されていた「真実!忠臣蔵!」のようなスペシャル番組で知っていたので本で読もうとは考えたこともなかった。… 完全なるジャケ買いというか、忠臣蔵には似つかわしくない題名に、つい手にとってしまった。 大石内蔵助の主君を想う気持ちや家老としての生きざまをしっかり読み込める物語なので、松の廊下の日の場面では史実を知っていながら「こらえて、浅野内匠頭!」と胸がキュッとなった。 浅野内匠頭の切腹から討ち入りまでの日々の赤穂浪士たちの心情や葛藤、本懐を遂げてからの覚悟、一貫して描かれる「汚名を雪ぐ」という志をじっくり読んだ。 生きるはつかの間、死ぬはしばしの暇 大石内蔵助が語ったとされる言葉。 ただひたすらに主君を想い、ひたむきに生きた1人の家老の純粋で、強くしなやかなお話。 そして、48人目を配した読者をうならせる仕掛けに もっと時代小説も書いて欲しかったと伊集院静さんのご冥福をお祈りします。続きを読む
投稿日:2024.02.19
マサ爺
実に上手い。 話しは知ってる内容なのでワクワクドキドキ感は無いが、もう1人の忠臣が登場した事で重厚感が増す。 抑えた筆致で実に心地よく頭に入ってゆく。 こんなんもっと読みたいわ。
投稿日:2023.06.04
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