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永六輔 / 岩波新書 (4件のレビュー)
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fujii3taro
我が家の姑(つまり僕の母)は、息子(つまり僕)と嫁(僕の妻)を支配しようとする人だった。残念ながらあまりよい母ではなく、よい姑でもなかった。妻はよく泣かされた。嫁ではなく女中扱い。支配と隷属の関係だっ…た。妻は精神的に追い込まれ鬱を発症しても支配の手を緩めなかった。 本書で描かれる家族像はある意味で理想の追求なのだろうと思う。描かれるいくつかのエピソードも我が家では笑い話にもならない。母の病的な性格もあったが、そういう苦労を著者はやはり理解していない。「お互いわかり合おう」が通用しない人もいる。読み物としては面白く読んだが、痛みを伴う嫁姑関係への共感も欲しかった。続きを読む
投稿日:2022.10.15
永杜
嫁と姑、に関する内容。 いさかいが…とかいうのではなく 嫁と姑の関係や、それに関する文章。 どういう関係になるのか、という説明には納得。 言葉が通じるからこそ、いらだちが募ってくるが 国外からの嫁に…は、そういうものだと割り切っている。 そもそも世代が違うので、そういうものだ、と 同じ国の嫁でも、割り切ってしまえば楽なもの。続きを読む
投稿日:2016.11.23
s0966040
ドラマだけではなく、現実の中でも嫁姑の関係がよくない家庭やそれが原因で離婚する人たちが少なくない。自分が知っている人の中でも夫の問題ではなく、姑の問題で離婚した人がいる。なぜ、嫁姑の関係がなかなか悪い…のか?それは時代の差や考え方の違いではないだろうか。 最近は昔みたいに結婚しても姑と同居する人も減ってきたと思う。自由で、楽な生活を送りたいからだと思う。でも、結婚して一緒に住んでもお互いに 相手の気持ちや状況を考えてあげると何の問題もなく、普通に生活できると思うけど・・・一番大事なのは嫁と姑が相手をライバルだと思う考えかを捨てるべきだと思う。続きを読む
投稿日:2009.07.14
hejda
今回もサクッと面白かった。 嫁姑を軸に(どっちかといえば姑ベースかな)、多岐にわたる雑学だったり真理を考えてみたり。 嫁姑はごくプライベートな人間関係だから人類永遠のテーマではあるのだろうけど、時代…と共にどんどん変化していくのだろうなぁと思う。いわゆる嫁姑バトル的な関係を文化だから守らねば!いる人がいるわけもないから、変化を留める要素が無い。 それがいい方向なのかは誰にもわからないのだろうけど。 本作は姑が出てくるだけに"老い"というものについても結構考えさせられてしまった。 奈良からの遷都の理由が"公害"にあるんじゃないかという話は面白かったな・・・そういう説があるのだろうか。 その他雑談も面白い。続きを読む
投稿日:2009.01.29
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