【感想】金庫破りときどきスパイ

アシュリー・ウィーヴァー, 辻早苗 / 創元推理文庫
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
1
4
5
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • より

    より

    図書館で。
    盗人稼業のヒロインとスパイが盗んだ機密を取り返したいヒーローの共闘。個人的に最後のドンパチサスペンスは不要な気がするけど、お話の盛り上がりの貯めには不可欠なのかな。
    ただの当て馬と思っていた幼馴染も一味の一人だったし。ヒロインの過去というか両親の話もチラ見せ程度だったので、続きもあるみたいなので読んでみようかな。続きを読む

    投稿日:2024.05.26

  • magusa2885

    magusa2885

    このレビューはネタバレを含みます

    つい先日まで脳外科病院に入院していた。リハビリ以外の時間、暇だったので「頭の痛くならない、軽い小説が読みたい」と妻に頼み、持ってきてくれたのがこの小説。
    確かに頼んだ通りの「読みやすく、尚且つ軽快で、それなりに面白い」小説だった。なんとなくライトノベル的だなと思った。と言うのも主人公のエリーも美人で、エリーに命令する冷静冷徹なイギリス陸軍ラムゼイ少佐やエリーと幼馴染みの男友達で腕のいい贋造師フェリックス元海軍兵も美男子、陽気で気さく楽観的な金庫破りの名人ミックおじ。心配症で口喧しく何でも見抜いてしまう家政婦のネイシーとくれば、もうすでにラノベ。しかも悪党ぽっく暴力で全てを解決しようする輩も、金も地位もあり絶大なる権力を持っている大悪党らしき者も出てくるし、小悪党らしくすぐ殺される奴もいるとなると、何十年前のスパイアクション映画を思い起こしてしまう。
    ストーリーも思った通りと言うか、期待通りの展開。主人公は絶対失敗しないが、思わぬ事態で任務が果たせないという状況になる。それがもう1回あり、手懸かりが失くなった状態で頭を巡らせ推理し、その推理にかける。推理が的中し、任務達成と思いきや2重の罠に引っ掛かり絶体絶命の危機に落ち、あわやという時にラムゼイ少佐に助けられ、フェリックスの協力のもと任務達成となる。まさしくアクション、スパイ映画。但し、何かわざとストーリー展開を複雑にしようとしているみたいで、次の場面への移行も唐突、かつ安易!理由づけも御都合主義的な感じがした。
    でも私的には、こういう小説、もうちょっと肉付けが欲しい感じだが、けっこう好きだ。カタカナ語が苦手でもけっこうスムーズに読め、何も考えずただストーリーの展開を楽しみ、読み終わった時点で単純に「ああ、面白かった」と言える小説が。
    まぁ、好き嫌いはあるかも知れないが。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.06

  • _k

    _k

    第二次世界大戦中のロンドンで、普段は錠前屋さんだが裏では金庫破り(空き巣)をやっている叔父に育てられた女性が主人公。
    空き巣の最中に軍人に身柄を拘束されて、軍のミッションに協力する羽目となる。
    ストーリー展開に派手さは無いが、美人錠前師とハンサム生真面目少佐とのロマンスも少しあり、ほのぼのとしたミステリ。
    新聞王の用心棒がいいキャラだが、次作以降は登場しなさそうで残念。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.19

  • ぼじょまる

    ぼじょまる

    このレビューはネタバレを含みます

    ・あらすじ
    WW2戦時下のイギリスが舞台。
    有能錠前屋一家は裏稼業として灯火管制下で泥棒を行っていたが捕まってしまう。
    投獄を回避する為に軍の極秘任務に協力することになる。

    ・感想

    軍事機密の書簡を金庫を開け盗み出し、スパイとしても活躍する主人公は頭脳明晰、容姿端麗、度胸充分、経験豊富、とっさの機転もきき鋭い一言で周囲をあっと言わせる。
    そして何やら暗い過去を持っている?!そんな属性モリモリ主人公。
    そんな主人公を取り巻く様々なタイプのイケメンたち。


    以下のツリーは作品の感想ではない。

    ぶっちゃけ属性モリモリ過ぎて読んでると結構キツいところもあったw
    こういう逆ハー的作品は得意じゃないからな……ほんのりラブロマンス位なら良いんだけどな

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.23

  • housekeeperz

    housekeeperz

    第二次大戦下、ナチスドイツの侵攻におびえるイギリスのお話。錠前破りのエリーは警察ではなく軍にとらえられ、軍の諜報作戦に協力を余儀なくされる。重要文書のためにとある屋敷に忍び込んだところそこには死体が・・・

    最初反目しあっていたエリーと堅物将校のラムゼイ少佐がだんだんと心開いていくのが読んでいた楽しいですね。というかそここそが見どころというか。ナチスと通じているスパイは誰か?最初にみつけた死体は誰に殺されたのか?みたいなミステリっぽさはないでもないですが、べつにあんまり重要でもなさそうな。不可能犯罪とかそういうものでもないし、犯人特定のための手がかりがちりばめられ・・・とかでもないし。エンタメ感を強くしてる感じ。

    エリーの母親の冤罪事件だとかフィリックスをふくむ三角関係的なものだとか、他にもまあいろいろ解決していない話もあっていかにもシリーズ続くんだよ的な終わりでした。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.08

  • sukonbu

    sukonbu

    第二次世界大戦下のロンドン。金庫破りのエリーはラムゼイ少佐に捕まってしまい、重要文書のある金庫破りをするよう交換条件を出される。
    コージーミステリー第1弾。

    堅物少佐が女金庫破りに翻弄されるコメディかと(勝手に)思ってたけど、それよりは真面目テイストだった。
    翻訳も少佐の如く堅物真面目な感じ。もうちょっと口語的にならないかなぁと思ったり。
    エリーのロマンス要素もしっかり入っていて続きが気になる展開。続編(The Key to Deceit)もあるらしいので翻訳版出てほしいですね。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.08

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。