【感想】電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。

伊藤聡 / 平凡社
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
1
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6
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ブクログレビュー

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  • kajiki84

    kajiki84

    ガラスに映った自分に、亡き父親や兄の面影を見つけて、自分の年齢を実感することがある。
    胸騒ぎがして、体調管理をしはじめた自分をなぞるような本のタイトルに、強く反応してしまった。
    へぇ、と思えるスキンケア製品を試してみよう。
    英語の諺で、「うさぎ穴に落ちる」の語源は何だろうと雑談したばかりで、ここに解説があった。あとでそのアメリカ人に蘊蓄を垂れてやる〜。
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    投稿日:2024.05.29

  • AB型の女

    AB型の女

    新しい世界の扉を開けたときのワクワク感が伝わってきて、とても楽しかった!

    美容液が、「スキンケアの娯楽性、エンターテイメントの部分を担う」というフレーズに、確かに…!となった。伊藤さんの文化系ならではの例え話もおもしろい。

    伊藤さんの周りの方たちもとても素敵。人の「やりたい」とか興味をただ受け入れること。すぐに茶化したり揶揄ったりしてしまうけど、本当に「毒」だ。
    男性の良くない同調圧力…。なぜ全員で地獄に進もうとするのか。人生をもっと楽しく自由に生きるヒントをもらえた。
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    投稿日:2024.04.19

  • こっふ

    こっふ

    著者が自分の顔に絶望してからスキンケアにハマるまで一直線でおもしろい。
    めちゃくちゃハマるやん、この人。
    スキンケア用品をエフェクターに例えるのもおもしろいし、男性ならではの視点すぎてびっくりした。
    なるほど、これで男性は一気に理解しやすくなるぞ。

    男性に比べて女性は身体に意識が向きやすいのは、生理があるからではないですかね。
    肌トラブルも男性に比べてホルモンの影響を受けやすいと思うし。
    それが小学校高学年あたりから強制的に始まり、50代くらいまで永遠と続く。ある日突然、自分の意志とは関係なく。
    強制的に身体が変化し、その波が男性に比べて激しいから、美容や健康への意識を高めざるを得ないんだと思う。どうだろう?

    にしてもノーマルな男性が純粋にスキンケアに興味を持つと、こんなにおもしろいのか。
    表紙のイラストで勝手に中年だと思っていたが、実際20代30代ではなさそうだ。
    そういう年代の方がスキンケアを知ろうとし、あれこれ調べて勉強して試して偏見なく文章に興しているのが新鮮でおもしろい。なかなか稀有な本だと思う。

    なぜ美容をするのか。「昨日の自分より少しよくなれるから」
    声優の杉田智和さんと同じこと言っててゾワっとした。
    男性でスキンケアをやり始めると、感じることは同じになるのかしら。
    私は女性だけどメイクをやりたくなくて、スキンケアも冬場の乾燥した時だけクリームを塗る、夏の日差しが強い時だけ日焼け止めを塗る、という体たらくで過ごしてきた。
    最近になってようやく自分の顔が思ってるより老けていることに気付いて、焦ってスキンケアをしている。
    そう、女性だからメイクやスキンケアをするのは当たり前では無い。
    そんなところにまで気がつくとは、この著者、すごいな。

    この感想、読みながら書いてるけど
    この本読めば読むほどおもしろくて本当に声を出して笑う。
    今美容雑誌のところを読んでいるんだけど、著者の熱が高まってるのが伝わってきて、もうおもしろくて笑う。
    1人読みながらニヤニヤしてて大変やばい奴だが、もうおもしろい。

    読み終えた。
    もうニヤニヤが止まらない。おもしろすぎる。
    最後に左利きに触れられてドキッとした。
    そうそう、ファミレスのスープのレードルもボタボタ零すし、昔のハサミは切れないことがあるし、小学校でやる書道の半紙の左下に自分の名前を右手で書くことの辛さよ。
    右利きには一生分かるまい。
    そういうことを、「分かるよ」ではなく「こうなんだろうなぁ」と思いを馳せてくれることが嬉しい。分かろうとする姿勢を見ただけでなんだか報われた気分。いや、言うてそんなに大したことじゃないんだけど。

    なんとなく軽く読める美容系の活字本を求めて手に取った時、正直表紙のデザインとタイトルが長すぎて中身ペラペラなんだろうな、と思っていた。ごめんなさい。
    全くもってそんなことなくて、自分にとっては当たり前なことが別の世界では全く違っていて、それを嬉々として取り入れようとする著者の姿が嬉しくておもしろかった。
    中身を忘れた頃にまた読みたい。そうしたらまたニヤニヤ笑えるから。
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    投稿日:2024.03.25

  • ウヤウヤ

    ウヤウヤ

    男性美容とスキンケアの世界への入門書としてだけでなく、筆者・伊藤聡さんの未知なる世界へのフロンティア精神と探究心が大変素晴らしく、刺激されるものが大いにあった。まずはドラッグストアで普段通らない順路を通ってみようと思います。続きを読む

    投稿日:2024.02.03

  • paratroop

    paratroop

    このレビューはネタバレを含みます

    自分のためにスキンケアをすることを楽しみながら、無理なく続けていきたいと思った。昨日の自分より少しよくなれるから。少しでもきれいになれば、日々の満足感は増えるし、気分よく過ごせると思う。

    不調をほっとくのは自由だが、自分をいたわってスキンケアしてみたらこんな変化があったよという本。
    化粧水、乳液など普段何気なく使っているアイテムの役割を再確認できて良かった。

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    投稿日:2023.11.28

  • rock12

    rock12

    化粧品のことを全く知らない人がかいた化粧品の本。わかりやすい。例えか秀逸。
    当たり前にみていたがこんなに複雑だったのか。化粧品初心者にはいいかも。

    投稿日:2023.09.24

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