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幻冬舎 / GOETHE (1件のレビュー)
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kurodama
アートがなければ生きていけない。 個人として見ても、やっぱりアートなしには生活が成り立たないくらい身近な存在になってきている。無造作に立てかけているアート一つ一つが部屋の雰囲気と、本物であることの意味…をはっきしてくれている気がする。 アートとは、対話だ。自分自身の体験としてそう思う。魂を込めて作られた作品は、人の魂を揺さぶってくる。必ず、この意味は、自身の身にかえってくる。本誌で取り上げられているのは高級なアート作品で投機的なお金が流れこんでくる。 一方で、個人という観点では、アートの存在は計り知れないインサイトを与えてくれる。投機じゃなくて、自身のためにアートを持つ。普通の感覚として、アートを身近に。これが、金持ちだけの権利みたいに見えるのが本書の残念なところだ。価値は、自分の中にしかない。 結局、産業としてのアートとみなす人ばかりで、唯一共感できたのが、本物ということ。本物と対峙する贅沢さ、そしてメッセージの強さ、はレプリカではない何かがある。この本物に触れる感覚というのは、一生の財産になると思う。NYでは、こうした本物との出会いがたくさんある。この機会こそが、ファンダメンタルにNYを世界一にとどめているのだろうなと、思ったりする。続きを読む
投稿日:2023.04.02
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