【感想】侠飯8 やみつき人情屋台篇

福澤徹三 / 文春文庫
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
7
7
1
0

ブクログレビュー

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  • sarubobo-papa

    sarubobo-papa

    このレビューはネタバレを含みます

    侠飯シリーズ 第8弾
    書き下ろし。

    プロローグ 悩める底辺ユーチューバーと二軒の屋台
    ➀激安なのに味は本格。うちで作れる鉄板メニュー
    ②包むの簡単餃子と博多屋台の名物がビールを呼ぶ
    ③赤ワインが止まらない。北海道と中華の絶品グルメ
    ④フライパンひとつで至福の味。海鮮とチーズの饗宴
    ⑤イタリア、スペイン、そして岡山の超激ウマ料理
    ⑥旨すぎる秋の味覚と本ワサビで食す極上ステーキ
    ⑦人生最大のピンチ、それでも旨いさらさら茶漬け
    エピローグ 自分ではなく誰かのだめに。任侠の男がまたひとり

    底辺ユーチューバーの浩司が、ひょんなところから柳刃の屋台を手伝うことに。

    何をやってもうまくいかず、人のせいにしがちの浩司や登場人物に、人の役に立つ幸せを説く柳刃たち。

    テロなどに巻き込まれながら、若者たちは新たなステップへ。

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    投稿日:2024.02.25

  • みちょはちゃ

    みちょはちゃ

    このレビューはネタバレを含みます

    俠飯8
    やみつき人情屋台篇
    福澤徹三

    ∞-———————∞

    人を底辺と蔑んでるけど、自分は売れないYouTuberの浩司。
    考え方が現代風すぎてついていけない。親ガチャって時々目にする言葉だけど、乱暴で好きじゃないなと思ってた。感性の違いもあるだろうけど、それを主人公や彼の周りの友人に感じて読んでた。

    それと比べてしまうのが、昔ながらの屋台をやってるテキ屋の酒巻さん。全ての言葉が心に直球で入ってくる。
    テキ屋=ヤクザと思われて苦労もあっただろうし、この時代に1個100円のたい焼きでは儲けも無いだろうし、「美味しい」って喜んで食べてくれる人のためにっていうのが、ドンピシャに伝わってきた。

    自分のためではなく人のために生きるとそれが生きがいになるって言うのは、本を読むものにとっては何度も繰り返し目にしてきた言葉だけど、それって結構難しいことなんだよね。ふと気付くと自分のためのことしかしてない。

    柳刃さんと火野さんももちろん好きだけど、酒巻さんが素敵すぎた。

    棒餃子が作りやすそうかな。

    2023/11/24 読了(図書館)

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    投稿日:2023.11.24

  • いのすけ

    いのすけ

    このレビューはネタバレを含みます

    8作目。相変わらず痛快でおもしろい。
    お決まりのパターンなんだけど、読後はいつも気分がいいです。
    家にあったラーメンで焼きラーメンやってみたけど、う~む。なんか違う。
    サンポー焼豚ラーメンを入手して、再チャレンジしてみようかな。

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    投稿日:2023.11.18

  • dsukesan

    dsukesan

    任俠道とは、人のために損をとれることというフレーズに痺れる。
    自分の偏見に気づかずに発する言葉が他人を傷つけることがある。
    将来への不安に囚われて今を粗末にするなということと、自らの経験、知見を踏まえて心構えを構築していくことなど、胆力の大事さを伝える。
    前時代的な価値観かもしれないが、その大切さをエンタメのフォーマットで伝えてくれる小説也。
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    投稿日:2023.07.16

  • ぷち

    ぷち

    底辺ユーチューバーの葉室浩司は伸びない再生回数と、
    最近つれない彼女に悩んでいる。

    フードフェスを撮影にいったら、
    なぜか頬に傷持つ男の屋台を手伝うはめに。

    まかないは絶品だが、彼女との仲はますます悪化。
    さらに隣人トラブルと無差別テロ事件に巻きこまれて人生最大のピンチ。

    義理と人情がほとばしる文庫書き下ろし第8弾。

    **************************************

    この本はシリーズもので、毎回、なぜか頬に傷持つ男が美味しそうな料理をパパッと作る。

    料理の作り方を文章で説明されて読むのって、香りも盛り付けも自分のイメージでしかないから、きっと現実以上の味を想像してると思う。

    こんなに簡単に作れるんやってものばっかりで、いつかこの本の通り作ってみよっと、と思いつつ、何も実行せずに8冊も読んでる。

    この物語は、今ある話題のことを織り交ぜながら
    どうせ俺なんて、みたいなところから最後は頑張ろうってなるねんけど、もう少し、毎回出てくるなぜか頬に傷持つ男の活躍を見たかった。

    まぁ、サスペンスではないから、そんなシリアスさを求めてないけど、取って付けたような、今回は軽い感じやった。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.13

  • にびか

    にびか

    なんとなく犯人はわかったけれど、大きな事件で意外。
    最後のプレゼントがちょっとしっくりこなかったけれど、みんなどうするのだろうか。

    投稿日:2023.05.20

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