【感想】アナベル・リイ

小池真理子 / 角川書店単行本
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
7
4
0
1

ブクログレビュー

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  • コルベット

    コルベット

    怖くなかった、という
    レビューを散見します
    が、十分怖かったです。

    ひたひた忍び寄る戦慄。
    スリルじゃなくて恐怖
    ・・・

    『日影歯科医院』以来
    小池真理子ワールドを
    堪能しました。

    怪談やら不思議な話に
    怖気づくほうですが、

    ひとたび話が終われば
    すぐに忘れます。

    現実に立ち返って風の
    音はただ風の音であり
    闇はただ闇でしかない
    と思うようになります。

    もとより細やかな神経
    を持ち合わせていない
    ので、

    あの世の者が迫っても
    私の場合、気付かずに
    終わるのでしょう(笑
    続きを読む

    投稿日:2023.12.22

  • m

    m

    このレビューはネタバレを含みます

    ホラーを期待して読んでみたけど
    怖い描写があるわけでもなく
    淡々と悦子の一生が描かれ
    飯沼の尻軽さに嫌気がさしただけでした…

    もっと感想を書きたいけど
    勝手に期待した私もよくない笑

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.10.25

  • kuromamema

    kuromamema

    結構ありきたりな筋書きなのだけれど、読ませる文章でどんどん引き込まれていく。実写化したらこの配役だなと想像しながら読んで楽しかった。役の年齢とか考慮せずただのイメージでいうなら、飯沼→玉山鉄二か竹野内豊、多恵子→濱田マリ、千佳代→裕木奈江。主役の悦子がなかなか思い浮かばない。最後の補足で、結局はこれ友情物語だったの!?(かなり歪ではあるが)と思い至り、ホラー小説なのだけれど、不思議な軽やかさが後味として残る不思議な小説でした。続きを読む

    投稿日:2023.07.02

  • Tatsuyuri

    Tatsuyuri

    彼女がそこで見ていそうな気配を感じるので、読み終わるまで何とも言えない不気味さを感じた。千佳代だけが一人モノクロ映画の無機質な登場人物のようで。女は全員飯沼に溺れてしまうんじゃないかというくらいモテっぷりがすごかったけど、何故彼には視えていなかったのか。シゲタの正体も気になるし、後は想像するしかない。続きを読む

    投稿日:2023.03.26

  • ひっか

    ひっか

    ずーっとジワジワ怖い。1970年代後半の雰囲気と小池さんの文が怖さを引き立たせてる感があった。
    丁寧な描写で主人公の恐怖が手に取るように感じられた。
    ぜひ実写化して欲しいー

    投稿日:2023.02.19

  • よつば

    よつば

    人間の愛と憎が静謐な空気を纏いながら描かれる。

    一人の魅力的な男性・飯沼一也と彼を取り巻く女性達の姿を、主人公・久保田悦子が手記として綴っていく物語。

    悦子の親友・千佳代が飯沼と入籍後20代の若さで突然の他界。
    それ以降、様々な場面で千佳代の亡霊が現れるようになる。

    飯沼と関わった女性達の相次ぐ不審死。
    果たしてそれらは全て異形の者の仕業なのか。

    復讐したくなる程、悪い人間は登場しない。
    死者の怨み辛みなどの強烈な憎悪も感じない。

    それだけに尚更、異形の者の存在に恐怖を覚える。

    深すぎる情が招いた危険なゴーストストーリー。
    続きを読む

    投稿日:2023.02.18

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